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「脱力」について②~古典力学をドラミングに使う~

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というわけで前回からの続きですが。

”「脱力」という言葉のトリック”というトピックから参りましょう。そもそも言葉って受け取り方は人それぞれな部分がありまして、私の場合は「脱力」という言葉を、ヨガの「死体のポーズ」のような「完全に弛緩している」状態と受け取ってしまったのです。

 

しかし、実際にドラムスティックを持って大きい音を出そうとすると力んでしまう。この両者のずれが一致せずにずっと悩んでいたわけです。

 

というわけで要するに結論を先にいうと「脱力」という言葉の正体は「古典力学の法則を適切に使えている」ということだったたというわけです。

 

要するに、「脱力」を心がけると、ドラム椅子に座った時点で、姿勢をキープするための背筋やら何筋やらには力が入っているので(もしここで身体のすべての筋肉を弛緩したら椅子にすら座れなくなります)身体のどこかしらには力が入っている状態と言えます。

 

そして腕を支えるのにも力がいります(支えないとダランと垂れてしまいます)。先ほどは「脱力」は「古典力学を上手く使うこと」と書きましたがもう少しこの内容に付け加えると、

 

「脱力」→「古典力学を上手く使うこと」ではあるのですが、その背後には「”余分な力”を抜くこと」という事象が隠れていると思います。

 

ではこれらの三者をもう少し掘り下げてみましょう。ちょっと逆の理屈から行きますが「余分な力が入っていてもいいのではないか?」と考えてみます。

 

まず余分な力が入ると疲れます。そして長時間叩き続けていると何が起きるか?私も解剖学についてはそこまで詳しくないので自分の経験を根拠に言いますと、余分な力をいれて叩いても筋肉はよほどのことが無ければ(ドラミング程度の強度の運動では)切れることは先ずないし、むしろドラミング自体が筋トレ状態となり筋肉がついていくことになります。

 

しかし関節は鍛えることは難しく、いずれその負荷に耐えきれなくなって痛みとしてでてきます(これがいわゆる楽器奏者の職業病といわれる腱鞘炎だと思います)。

 

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後は以前も書きましたが、体格のいい人はもともとの骨自体の重さや筋肉量などのパワーがあるので、体格によってドラムの音の太さに差がついてしまいます(ここであえて「太さ」と書いたのは「音量」は私はさほど問題視していないので)。

 

しかし、「どこからが余分な力でどこまでが余分な力じゃないのか?」という問題がでてきますね。ここに楽器の習熟度の差が出ると思いますが端的に言えば「身体を支える力」と「主に手足(後は胴体とか)の初動を起こす力(物理では初速度にあたりますかね)」以外は余計な力なのではないかと思いますが…

 

とはいえ私もまだまだ全然できていない部分がありますし、完璧にこれができていれば「名人」の域の人たちですね(もちろん、表現力や他の要素もあるので一概には言えませんが、あくまで極端な例と思ってください)。

 

これを踏まえて「古典力学を上手く使う」とはいったい何なのか?ということなのですが、決してこの場をアカデミックなブログにする気は毛頭ないので、砕けた表記になりますが、

 

「重力を上手く使う」

「作用・反作用の法則にのっかる」

「テコの原理を使う」

 

などでしょうか。実際にそれぞれの細かい解説は今回の趣旨ではないのでまたいつかということにしますが、「身体を支える」のと「手足(胴体)の初動を起こす」以外の力は上手くこれらの法則(古典力学)を利用してカバーすると楽にドラムが叩けるのではないかと思い記事にしてみたわけです。

 

というわけで最後はなんだか尻すぼみになりましたが、「脱力」という言葉のトリックについては自分なりに言及できたような気がするので今回はこの辺で。

 

ではでは。

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