ドラムを叩くミニマリストのドラムレッスン

ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。ときどきミニマリズムの話。

ドラム 音楽理論

3点セットでのドラムの「フィルインがいつもワンパターン…」とお悩みの方へ

投稿日:2017年11月16日 更新日:

今回はドラムのお話。中級程度のドラマーに向けて。テーマは「3点セットでのフィルイン(オカズ)の作り方について」。

要は3点セットってセッティングは楽だし、小回りが利いていいんですけど、フィルインがいつもワンパターンになっちゃう…とお悩みの方もいるのではないかと思いまして。

今回結構回りくどい話なので結論もわかりにくくてすみませんが、結論は…

①「フィルインを継ぎ足す」

②「フィルインの一部を変える」

この2つがお手軽な方法かと思うので今回これについて書いていきます。ただこれだけだと何のことやら?なので早速本題にいきましょう。

まず基本となる考え方はクラシックの作曲法の「モチーフ」という考え方。

これは簡単にいうと「メロディの断片」のようなもので、一番(?)有名とおぼしきベートーベンの交響曲「運命のド頭は、

「ソ・ソ・ソ・ミ♭ー」

ですね。この曲はこのたった4つの音を「モチーフ」としてこれが少しずつ変わって繰り返し出現します。そして、繰り返し出現することで、ひとつの「曲」としてのまとまりが生まれるわけです。

逆にいえば次から次へと新しい「モチーフ」を出してしまうと、何やら小曲のつぎはぎの様になってしまい、曲としてのまとまりに欠けるものとなります。

ちょっとついでに話が脱線しますが…この「モチーフ」を理解するのに良曲があります。フランツ・リストの、「バッハの名による幻想曲とフーガ」という曲でして、

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この曲は、「B(シ♭)・A(ラ)・C(ド)・H(シ)」という4つの音のみをモチーフにして見事に曲が展開していきます。私の様なクラシック門外漢でも「なるほど!」となるので、「モチーフ」を理解するにはお勧めです。

で本題に戻りますが。クラシックの作曲方がベースにあるロック、ポップでも似たようなことはいえます。

ただ気をつけるべきことは、「モチーフ」の繰り返しが3回続くと人間は飽きるという慣習があるようで、全く同じ「モチーフ」を繰り返していいのは「2回」までという暗黙の決まりがあるそうです(この情報の出所は忘れました…すいません)

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ちょっとここで具体例を。やはりここはその昔私がテープが擦り切れるほど聴いたX JAPANのバラードから。

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両方の曲のサビを聞いてみると、「モチーフ」の繰り返しは2回まで、3回目からは変化をつけていることがわかるかと思います。

…というわけで今までが長い前置き。この「モチーフ」という話を実際ドラムのフィルインにどう活かすか?ということですが。

先ほど「モチーフ」は3回繰り返すと人はくどく感じると書きましたが、ドラムのフィルインにおいては音階がないので、場合によっては2回でもワンパターンに聴こえてしまう可能性はあります。

なので特に決まったやり方はありませんが、もう一度冒頭に書いた結論に補足すると、

①「フィルインを継ぎ足す」→「スネア・スネア・タム」みたいなフィルインであれば、「スネア・スネア・タム・タム」にしてみるとか。

②「フィルインの一部を変える」→これは、叩くパーツは同じでも、8分音符を16分音符にするなどして、変化をつけてみる方法です。

…という感じで音階の希薄なドラムとはいえ、このように「モチーフ」の考えを取り入れてみるとバリエーションが広がるかも。「最近フィルがワンパターンだな」と煮詰まってきたらぜひお試しください。

ではでは。

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-ドラム, 音楽理論

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