音楽理論 音楽評

乃木坂46「インフルエンサ―」に見られる「おいしい」コード進行とは?

投稿日:2018年1月16日 更新日:

はじめに

最近ドラムの話ばっかり書いていたので今回は作曲理論のお話でも。テーマは「乃木坂46のインフルエンサ―に出てくるおいしいコード進行」です。

「3コードで曲は作れるようになったけど…その先が分からない」

「インパクトのある曲が作りたい」

などという方に何かのお役に立てばと。

では本題に。

今回の題材「インフルエンサ―」

今回取りあげるのは、昨年のレコード大賞を受賞した、乃木坂46の「インフルエンサ―」です。

www.youtube.com

私は短調のラテンの要素があるポップスが割と好きなので、有線か何かで偶然耳にした時から結構好きでした。この様にふと一瞬聴いただけで好きになる曲ってある仕掛けがあるように思えるのです。それを今回は考えていきます。

曲を好きになるってどういうことか?

かなり昔に一緒バンドを組んでいたメンバーが良いことをいっていたんですけど。「結局音楽って曲の中のある一部分が聴きたいがために一曲聴いてるようなもんだよね」ってことです。

これは具体的には「サビに入る前のここのドラムのフレーズ!」とか「ギターソロのこのチョーキング!」とか「このメロディーの”あ”の歌詞のところ」

…だったりと結構細かい部分のことを指しているのではないかと思うのです。

一曲のなかに「緊張と安定」を作る。

そしてこの「聴きたい”ある”部分」をコード進行で作り出すときの仕組みが「緊張と安定」なわけです。

なのでコードの機能を上手く組み合わせることで緊張状態を作って、最後にストンと落として安定させるとインパクトがつけられます。

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実際の「インフルエンサ―」のコード進行はこんな感じ

ただこの理屈を一から書くと膨大な文字数になるので…今回はいきなり実際に曲のコード進行を見てみましょう。分かりやすくするために半音キーを上げて書いてます。

以下サビの部分です。

<地球と太陽みたいに…>

ここの4小節は

Em→Am7→D→G

です。Emから始まって一旦Gでちょっと落ち着きます。そしてポイントは次。

<君を探してばかり…>

ここの2小節は

E7→Am

です。ここの「E7」のコードはよそのキーからの借り物のコードです。これを入れることで曲の緊張感が最高潮になります。歌詞でいうと「君を探してばかり」の「き」の部分。(更に細かく言うと、”7度”の音なので緊張感マックス!)

このE7→Amのコード進行はその後も繰り返し出てきていてこれが曲にそのたびの緊張感を与えています。つまり先ほど書いた「曲のなかで聴きたいポイント」はこの曲では「き」の部分なのではないでしょうか。(と私は思ったわけです)

おわりに

というわけでこのコードの理論的な説明は一切しませんでしたが、(これはジャズのコード進行のテンプレではあるんですけどね)ちょっと書きたかったので書いてみました。

ではでは。

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