ミニマリズム 書評

【書評】単調な日常に退屈している方に向けて…おススメの2冊

投稿日:2018年4月10日 更新日:

最近ようやく暖かくなってきたので今回は久しぶりに旅ネタの書評を。

結局旅ネタはこの一記事を書いたきり完全にとまっていましたが…全くドラムと関係ないことを頻繁に書くのもどうかと思っていまして止めてました笑。

しかしこのブログはミニマリストブログでもあり、ミニマリストは旅好きが多い。毎回音楽のことばっかり書くのも息が詰まるので、今回は特にためになることはさほどありませんが、同じような趣味嗜好の方には面白いかもしれません。

ところでなんでミニマリストは旅好きが多いのか?と考えるとパットこんなところが考えられます。

✔もともと持ち物が少ないので自宅にいても旅先にいるような状態

✔好奇心旺盛なので毎日同じ状態にいると退屈

✔そもそも人混みという「ノイズ過多な環境」がきらいなので、田舎に行くと安心する

✔ブログはどこでも書けるので旅先で書くのも面白い

こんなところでしょうか。では早速紹介に。

おススメ①「引きこもらない」pha・著

まずはおなじみPha氏の昨年の著作「引きこもらない」より。私はPha氏の「持たない幸福論」も読みましたがこちらの方が何故か世界観に引き込まれました。

ひきこもらない (幻冬舎単行本)

ひきこもらない (幻冬舎単行本)

この中の一節「一人で意味もなくビジネスホテルに泊まるのが好きだ」が面白い。どんな内容かというと、

「自分の部屋でだらだらしているのが好き」という気持ちと「でも自分の家でだらだらしているのも飽きる」という願望を同時に満たしてくれる方法として「知らない街に行って適当なビジネスホテルに泊まる」。

というもの。もちろん旅行はしっかりとスケジュールを綿密にたてて観光地をできるだけたくさん回る…という旅もありますがそれだけではない、「旅=非日常を楽しむ」という醍醐味をPha氏は提唱しています。

そして更に私が好きなのが次の部分

「同じ部屋に続けて泊まりたいとはあまり思わない。せっかく日常から逃れて新しい場所に来たのに、2拍目に突入するともう部屋の新鮮さが腐り始めて、空間化日常に浸されていく気がするからだ」

どうでしょうこの表現。やっぱり初めて泊まる宿の部屋に入った感覚がいかに新鮮か、そして人間の持つ「環境に適応する」という修正でもあり、悲しい性でもあるこの気持ちが鮮明に表現されているのではないでしょうか。

ついでに言うとたまに知らないところに泊まると、普段あるはずのものがそこにはないので、とても頭を使います。そして再び自分の家にもどってきたとき…「あぁ我が家ってこんなに快適だったんだ!」と思うわけです。

【スポンサーリンク】

 

おススメ②「そのおこだわり、俺にもくれよ(1巻)」清野とおる・作

そしてもう一つ似たようなテーマの作品が。

このマンガは世に潜んでいる自分だけの「おこだわり(楽しみ)」を持つ人を取材してその生態を暴いていくというマンガなのですが(詳しくは私の過去記事をどうぞ)。

そのなかの「寝る男」という回をご紹介。これは「寝る」という行為に魅せられてその細部に至るまで追及をしている人の話。その中の一節がとても興味深い。

f:id:argon666:20180410164307j:plain

あんまり漫画を丸ごと乗せるのはよろしくないので、セリフのみ引用します。

・うだるような猛暑日に最寄りのビジネスホテルに泊まる

・コンビニでカップ麺とか発泡酒とかナッツ類とか買い込む

・15時とか早めにチェックイン

・エアコンの温度を下げるだけ下げ、部屋をキンキンにする

・部屋が冷えたら布団にくるまって、翌日まで熟睡

どうでしょうか。今回のテーマにそっていえばこれも立派な「旅」だと思うのです。つまり「忙しくて旅行に行けない」あるいは「旅行にあてるお金が無い」という方はこんなお手軽な方法もあると。

そしてこのように普段と違う環境に身を置くことで自分の凝り固まった視野や気持ちが切り替わるのではないかと思います。気になった人(いるのか?)は是非お試しを。

ではでは。

スポンサードリンク




スポンサードリンク




-ミニマリズム, , 書評

執筆者:

関連記事

Amazonキンドルを一か月使った感想~メリットとデメリット~

さて今回はキンドルの話です。ちなみに、私のアイデンティティは「いちミュージシャン」ですので音楽ネタをやめたわけではないので悪しからず…。 一応ミニマリストブログの看板を掲げているくせに、今回はとても今 …

ミニマルな映画音楽とピアノの相性は抜群という話②~「トニー滝谷」の音楽~

というわけで前回から映画音楽とピアノ曲の相性がいい件について書いてます。今回も完全にネタバレになるので予めご了承ください。   今回はこの作品、「トニー滝谷」。 原作は村上春樹氏の作品らしいですが、私 …

ミニマルな映画音楽とピアノの相性は抜群という話①~「MUKOKU」の音楽~

今回は映画と音楽とミニマリズムのお話。ドラムの話はありません。 しかも捉えようによってはネタバレになりますので、ご観覧いただく際はくれぐれもご注意を。今回取り上げる作品は以下の2つ。①「武曲Mukok …

【書評】手ぶらで生きる。【ミニマリストしぶ・著】

はじめに 今回はミニマリストなお話し。テーマはこちらの本の書評記事です。 手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法 posted with ヨメレバ ミニマリストしぶ サンクチュアリ出 …

掛け合わせの力②~パラレルキャリアのススメ~

今回は前回の続きで「掛け合わせの力」のお話です。今回は前回の補足的な記事なので、ほぼ書評ですが、ジャズミュージシャン・文筆家の菊池成孔氏も自身のラジオで、   「ポップスは完全にオリジナルというよりか …