ミニマリズム 書評

【書評】ぼくたちは習慣で、できている【佐々木典士・著】

投稿日:2018年6月12日 更新日:

はじめに

今回はミニマリストな話。テーマはこちらの本のレビュー記事です。

この経緯としてはツイッターにて先月に申し込んだ「ぼく習レビューキャンペーン」でこちらの本をありがたいことに無料でいただいたので…

レビューを書こうかと。ただ今後かなり多くの方がレビューを書くでしょうから、本文を引用してなぞるだけのレビューはつまらないので私の主観を織り交ぜて。

では本題に。

「ミニマリスト」と「習慣」の関連性は?

まずは著者ですがご存知、佐々木典士氏。私も御多分に漏れず、前作の「ぼくたちに、もうモノは必要ない」を「偶然」近所の本屋で手にしたことで完全にミニマリストの世界に引き込まれた一人であります。

なので事前に本作のタイトルを見て「習慣…?」と少々腑に落ちない感はありました。要は「あの佐々木氏の新刊!」ということだったので、Minimal&ismに連載されているようないわゆる「ミニマリスト」系の内容かな?と思ったわけです。

しかし、一見「ミニマリズト」と不連続にも思えるこの「習慣」というテーマは、「ミニマリズム」の先にあるべくしてあるものなのだな、ということが分かります。

そして一通り読了した印象としては一見「心理学」の本のようでもありますが、その奥には、「ミニマリズム」の次に進化した佐々木氏のエッセンスが満載の本であり、哲学書のようなテイストもあります。

どんな人にお勧めか?

というわけで「どんな人にお勧めで、どんな収穫があるか?」と考えてみたときに…以下のような場合分けを考えてみました。

①「ぼくモノ」を読んでミニマリストになった人⇒ミニマリストは「目的」ではなくあくまで「手段」であるということを再認識できる。
②佐々木氏のことは知らないがミニマリストな人⇒ミニマリストって徐々に目に見える「モノ」の断捨離から目に見えない「無駄時間」や「非効率」の断捨離へと移行していくと思うので…そのヒントになる。
③ミニマリストのことはよく知らないけど…続けようと思った「習慣」がいつも続かないのは、自分に「才能がないから」だと思っている人⇒「物事を続けられるのも才能」という言葉を真に受けなくなる。

… という感じでしょうか。そして具体的な引用に入る前に本書を理解するうえで重要なキーワード「潜在意識」と「顕在意識」について簡単にご紹介。

潜在意識と顕在意識

先に具体的なお勧め箇所をご紹介する前にこの本のなかの骨子(と私が感じた部分)について触れてみます。それは「潜在意識」と「顕在意識」。

つまり、私たちの現在の「姿」・「状況」はこれまでの人生で「これをやろう」という無数の決断の結果であるとしたら、その決断さえも自分の100パーセントの意志では操れないという一見、身もフタもない話。

なので私たちは潜在意識によって「知らず知らず」に決断し、「知らず知らず」にそれが習慣となり、「知らず知らず」に行動している部分が多いと。

ただ本書ではこれを身もフタもない話で終わらせるのではなくて…コントロールできる「意識」の部分から「潜在意識」に働きかけ、習慣を望ましい方に変えていこうということなのではないかなと。

ちなみに…この辺のお話に興味がある方はこちらもどうぞ(意識の「天動説」「地動説」の話は読み込むと何かゾワっとしますが…)。

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望む「習慣」を身に着ける実践的テクニックを3つご紹介!

というわけで最後に少々引用を交えて本文中で私なりにお勧めしたい部分のご紹介。かといってこのブログを読めば内容が全部わかる!というような親切には書きませんので、詳しく読みたい方は本を手に取ってご覧ください笑

①キーストーンハビットとは?

キーストーンハビットは「要の習慣」と訳されますが、つまりこの習慣を定着させることでほかの様々な習慣を定着させることができるもの。つまり、自分が「○○を習慣にしたい」と願ってできれば世の中簡単なわけで…ちょっと視点を広く持ってみようということでしょうか。

例えば私の場合はやはりミニマリズム、つまり「持ち物を減らして身辺環境をすっきり保つ」という習慣が、他の習慣(勉強、トレーニング、楽器の練習など)を続けさせるのに助かっているわけです。

②やる気はやる前にでない!

つまり本書の言葉を拝借すれば「やりはじめないと、やる気はでない」ということ。ただ、たまーに気分のいい日は「やる気を出して⇒やりはじめる」という理想的な日もありますが、基本的にはそんな日はレアだと思っていたほうが気持的に楽でしょう。

これは上記の①の話ともリンクしますが、とにかく「掃除」「断捨離」がおすすめ。掃除をしていると自然といろんなことに対するやる気がでてくるので不思議です。

③やめたい習慣はハードルを上げる

これも本書の言葉を借りるなら「意志力なんて信用しない」ということです。つまり人間の習慣は潜在意識が支配しているとするなら、顕在意識である「意志力」ではコントトールできないものと割り切ったほうがよいでしょう。

本書で紹介されている具体例としては、「目覚まし時計を遠いところに置く」、「浪費をしないようにデビットカードに必要額だけ入れる」、「テレビを無駄に見ないために持たない」という内容。つまり、「行動」にて自分の潜在意識の手綱をにぎるということですね。

おわりに

というわけで、かなりボリュームのある本なのでこちらのブログでは「潜在意識と顕在意識」というキーワードを軸にレビューさせていただきました。

習慣とかモチベーションの本はこれまでにもたくさんありますが、「ミニマリズム」をベースとした切り口は読んでいてとてもわかりやすい(私がミニマリストだたらか?)。

というわけで気になった方はぜひお手に取ってみてください。

ではでは。

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