ドラムを叩くミニマリストのドラムレッスン

ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。ときどきミニマリズムの話。

ドラム 音楽評

ドラマーが「はじめて」コピーする曲として…ポリスの「見つめていたい」をオススメする理由

投稿日:2018年6月25日 更新日:

はじめに

今回もドラムのお話し。テーマは「初めてのコピーにお勧めな曲」です。ドラムを上達するうえでは練習が必要ですが、継続させるモチベーションの維持もなかなか大切なもので。

バンドなどに属していると、曲をやらざるを得なく(?)なるわけですが、一人でドラムを練習している場合、ずっとメトロノームに合わせて練習をしているだけだと飽きてくるんですね。

ただもちろん基本的な地味な練習も必要ではあります。なのである程度8ビートとシングルストロークが叩けるようになってきたら、曲に合わせて練習する、つまり「曲をコピーする」という練習も並行して取り入れていくといいと思います。

コピーすることの意味

曲をコピーすることの意味としては、上に書いたように「モチベーション維持」という目的もありますが、ここではもう少し小難しくドラムの「アナログ」と「デジタル」という側面から考えてみたいと。

まずメトロノームに合わせてカタカタと基礎練習するのは、譜面という音のON/OFFという情報のみを取り込んでアウトプット(演奏)するといういわば「デジタル」的側面。

これに対して曲をコピーするということは、歌ものであれば「歌」という究極に(?)アナログなものとどうやって調和をはかるかという「アナログ」な側面をいろいろと考えるわけです。

で、「結局どっちがいいの?」ということなんですけど、「どっちも大切」かなと。つまり最初は「デジタル」と「アナログ」がバラバラなところから始まりますが、これが上達の過程で徐々に一つになっていくのではないかと。

というわけで「じゃぁ何の曲からコピーしたらいいのやら…」ということなんですけど。自分の好きな曲が一番いいんですけど、「自分の好きな曲=コピーに向いている曲」とも行かないのが難しいところ。

その辺を踏まえると、やっぱりこのポリスの「見つめていたい」がベストなのではないかと思い今回取り上げました。というわけで以下、この曲が何でコピー向きかという3点を以下でご説明。

www.youtube.com

【スポンサーリンク】

 

「見つめていたい」のコピーしやすい3つのポイント

 

①フィルインが無いし、クラッシュシンバルすらも入っていない

まず、聴いていただくとわかりますが、小説頭のクラッシュシンバルや、何といってもフィルインがありません(よーく聴くとあるかもしれませんが、そのレベルです)。

なので、ずっと8ビートを叩いていれば合わせられます。テンポもそんなに速くないし、あんまりこういう曲って希少な気がします。

②ギターのアレンジが聞き取りやすい

曲に合わせるときの難しさって、慣れてないと「だんだんずれていってしまう」んですね。その点この曲はミュートギターが8分音符をずっと(Cメロ以外)刻んでいるので、それがガイド代わりとなってとても聴き取りやすいです。

これなら携帯プレイヤーに入れてスタジオで流しても、イヤホンで聴きながらでも合わせられます。

③コード進行がわかりやすい

ドラム初心者の段階ではそこまで細かいコード理論を理解する必要は必ずしもありませんが、この曲のコード進行は基本の3コードがメインでいわば「曲の起伏」がとてもわかりやすい。ギターをかじったことのある人は試しにコードで弾いてみるとより理解が深まると思います。

おわりに

というわけで今回は「はじめてのコピーに向いている曲」をご紹介しましたが、最後に一つ補足しておくと「コピーできるようになっても本物のようには多分聴こえない」てことですね。

この辺がドラムの奥深さですね…。だからこそ面白くも苦しくも(?)ありますが。

ではでは。

スポンサードリンク




スポンサードリンク




-ドラム, 音楽評

執筆者:

関連記事

「インナーゲーム」とは?~ドラムで行き詰ったときにおススメな理論~

またしてもいきなりドラムとは関係ない話なのですが、私が以前から見ている動画の一つに、コンテンツが無料にしてはかなりの数とクオリティなものがあります。それが東京・赤坂のコーチング養成スクールの「チームフ …

「スタジオラグへおこしやす」ブログ更新情報その⑥~速い8ビートの叩き方~

ちょっと間が空きましたが、だいたい月一ペースでスタジオラグさんのコラムに投稿させていただいてます。今回のテーマは「速い8ビートを叩くコツ」。今回はだいたいテンポでいうとBPM180以上くらいからを「速 …

スネアドラムについて考える②~チャド・スミスモデルを買ってみました~

というわけで前回の続きなのですが、おススメのスネアの紹介をしようと思って、 書き始めたこの記事ですが… いつの間にか楽器の値段についての話にシフトしてしまいました。 …ちゃんと本題に戻るのでもう少しお …

「スタジオラグへおこしやす」ブログ更新情報その⑧~ライドシンバルのセッティングについて~

今回もこちら「スタジオラグ」さんのブログに寄稿させていただきました。 今回のテーマはライドシンバルのシンバルのセッティングです。 www.studiorag.com ロック・ポップス系ドラムにおけるラ …

ドラマー的・記憶のメカニズムの考察②~何となく曲の雰囲気をつかむコツ~

【前回からの続きです】 さて、今回も「コード進行付きカンペ」のいいところについいてです。 前回は、曲構成を「映像」として記憶することを書きましたが… 次のいいところは、 「たいして覚えていない曲でもそ …