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【書評】「半径5メートルの野望」はあちゅう・著

 
  2019/07/28
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半径5メートル
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

今回はこちらの書評です。

半径5メートル

なぜ今回この書評を書こうかということですが、最近私が考えていることとリンクしたので、その中からピックアップしてご紹介したいと思います。

 

後の結論でも書きますが、本書はとても「読者に響く言葉の使い方」という面で参考になるので、特にブロガーの方に読んでいただきたく思います。では本題に。

 

「夢」と「幸せ」の関係

本書の後半の1つのキーワードで「夢」と「幸せ」というキーワードが出てきます。

 

人間は結構偏った思い込みで動いていて、その偏った思い込みをしていることに気がついていない、という部分があります。

 

そして世にはあまたの自己啓発本が出回っていますが、そのことをわかりやすく(言葉による理屈ではなく、アハ体験的な気づきの強度で)書いてある本はそんなにない。

 

その中で、本書は「夢が叶う→幸せになる→毎日楽しく過ごせる」というこの図式の矢印の方向の矛盾についてわかりやすく解説しています。

 

「幸せ」については前野教授などの研究も有名ですが、

 

本書の言葉を引用すると…どうも私たちは「ドラマ」や「アニメ、漫画」などのフィクションで作られたコンテンツによる「思い込み」に気がついていない、ということが大切なのかなと。

 

つまり、「”夢が叶う”というとポイントに到達することと、幸せな状態になることは違う」ということですね。

 

もちろん夢が叶うという状態は「やりたかった仕事ができるようになった」「収入が〇〇万になった」など、ということですが、本書によれば「幸せ」という到達点はない、

 

つまり夢が叶うという到達点はあるけど、夢が叶っても毎日無条件に幸せはなく、悩んだり苦しんだりする日々は続く…ということがとてもわかりやすかったです。

 

これもいろんな著名人がいっていますが、「幸せ」というのは一種の精神状態なので、そこをゴールとするのはお門違いというか、あくまでも「フィクションのストーリーのお話」ということですね。

 

その話の流れで本書に良い言葉があって、それは「退屈は安定の証拠」というフレーズ。

 

「退屈な日常」というとどうしてもネガティヴなイメージが付きまといますが、本書では「退屈と感じるということは次のステップに行きたい」という自分への気づき、ということなんですね。

 

そしてその「自分がどこに行きたいか?」ということを探し続けることが人生、ということが書いてあります。ここに「幸せ」という1つのポイントをを設定してしまうと、よくわからなくなってしまうということなのですね。

 

「進化」と「深化」

あと本書でもう1つ良いフレーズが「進化と深化」というフレーズ。

進化

「進化」というのは自分の世界を広げていくことで、「深化」というのは自分の世界を固めていくことと感じました。そして「この両方のバランスを取っていくことが大切」と書いてあります。

 

さらに、この「深化」こそが、本書のタイトルにもなった「半径5メートル」の領域です。この中に意外な発見があったりと、「半径5メートルをまず大事にすること」の大切さが書かれています。

 

ただ、今の人間関係を馴れ合いでつづけていけばいいということではなく、自分の足場をまず固めようということかなと思います。

 

まさに禅の言葉に「脚下照願(きゃっかしょうご)」という言葉がありますが、「悟りは常に自分の足元にある、つまり遠くばかりを見ていても何も始まらない」ということが本書でも書いてあるような気がします。

 

では「遠くばかりを見ないためにはどうすればいいのか?」ということの第一歩として「何か1つを始めるより、何か1つをやめることの方が簡単」ということも書いてありました。

 

終わりに

というわけで、本書の中でも「フレーズの使い回しがすごい」のは、はぁちゅうさんの会社員時代の経歴を拝見しても納得、という印象を全体から受けました。

反面、文章はとても読みやすいので、まだ読んでいないブロガーの方はぜひ一度読んでみるといいと思います。ではでは。

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