気分を上げる方法をたくさん持っておくといい「本当の理由」

はじめに
今回は書評です。今までスピリチュアル系の書評は書かないようにしてましたが、今回はかなりスピリチュアル系の書評です。
スピリチュアル系だと引き寄せの法則とか、波動とか、宇宙、魂、とかなど、人によっては好き嫌いが分かれるところです。
しかしこの本は割と日常生活に使えることがいくつか書いてあったので、ご紹介しようかと
少し前の記事に書きましたが、自己啓発系の本の特徴ってこんな感じかなと。
①本質的な事は大体似通ってくる
②行動レベルのことなら実践しやすい
③考え方や信念については本を読んだだけで変える事は難しい
その点、本書は①と②を比較的満たしているかなと思います。
とはいえこの本は「エイブラハム」という宇宙の意識体の言葉を人間が受け取って書いたものらしい。
…こうかくと急にスピリチュアル感が増しますが、この辺を信じても信じなくても良いと思います。なぜなら確かめようがないから笑。
というわけで、以下では本書の中で日々の生活に実践できそうな部分を、スピリチュアル用語抜きでご紹介していきます。
気分よくいること
本書での一番のポイントがこれ。つまり「自分が気分よくいることが一番大事」ということです。
一見当たり前のようですが、自分の気分を常に観測することが大事なわけです。
とはいえ落ち込んだり嫌なことされたり、アクシデントにあったりというのは生きている以上絶対に避けられない。
そこで「行動レベル」の解決策をとります。
一回頭を空っぽにして、自分の好きな食べ物(飲み物)を口にするとか、自然が好きな人なら近所の公園にいくとか(ただし飲酒はお勧めできないのです。なぜなら飲んだ後に嫌な気分がぶり返すから)
ミニマリスト的にいえば、「自分の持ち物を徹底的に厳選する」というのも良いですね。
自分の気持ちが上がるもので身の回りを固めておくことで、自分の気分をよくできるのです。後は瞑想もおすすめですね。私の場合最近長めに瞑想の時間をとっているので調子がよいです。
そしてこの「自分の気分を常に観測」して「気分よくいること」を目指すのって、筋トレを同じで積み重ねなような気がします。
つまり気まぐれに一回やっただけだと目立った効果はでないけど、繰り返しやっていくと少しづつ習慣化していくということかなと。
気分は「ナビゲーションシステム」
ではなぜここまで「気分よくいること」を強調するのか?ということですが。
本書によると「気分はナビゲーションシステムである」ということが書いてあります。
要は「いい気分のときは正しいことをしているサイン」「嫌な気分のときは間違ったことをしているサイン」ということ。
ここでいう「正しい」とか「間違い」は「宇宙的に」みたいな話なんですけど、「自分にとって良いか悪いか?」に置き換えても考えられそうかなと。
とはいえ社会的な生活を送っていると、よほど環境が恵まれない限りは「自分がいい気分でいること」でいるのは難しいでしょう。
時にはめんどくさい頼まれごとされたり、嫌なこと言われたりもするでしょう。でもその時に「嫌な気分」になったらそれを観測しておけばいいと思います。
この辺はとてもマインドフルネスっぽいですが、ここでその気持ちを頭(思考)で無理やり修正するとよくないと。
そしてその嫌な気分があまりにも続くようであれば、環境を変えるという「行動レベル」の解決策をとるのもありですね。
節目度に気分を確認
そしてもう一つ本書のポイントとして「節目ごとに気分を確認」というものがあります。
この「節目」というのは、一日のなかでも無数にあります。
・朝起きる
・支度をする
・電車にのる
・昼食を選ぶ
・人とコミュニケーションをとる
…などなど数えるとキリがない。
このときに各節目ごとに「自分が気分よくいるにはどうしたらいいか?」を考えるとよい、ということです。
これは実践的ですぐにでも使える方法だと思います。
要は人間はルーティン化した行動は無意識の方に追いやられるので、「自分がいかに惰性で動いてきたか?」そして「その結果いかに自分の気分に無頓着でいたか?」ということがこれで気がつくと思います。
「でもそんなこといちいち考えていたら疲れちゃうのでは?」と思う方もいるとおもいます。
ただ節目節目の気分を意識してみた結果「自分がいい気分」になれるので疲れるどころか楽しくなってくると思います。
まずは手始めとして、毎日の食事を能動的に選ぶことから始めるとやりやすいですね。
孤独のグルメの五郎さんのように「今自分は何を食べたいのか」「身体はなにを欲しているのか」を考えるみたいな感じで。
おわりに
というわけで今回はこちらの書評でした。
今回のポイントとしては「気分」ですね。知らず知らずに嫌な気分に巻き込まれているとエネルギーを消費してしまうので、いい気分でいるトレーニングは大事かなと。
こんな感じでスピリチュアルな用語抜きでも日常に活かせる本だと思います。和訳なので少々頭に入りづらいですが、よければご参考までに。ではでは。