ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

ドラマーが知っておきたい「バンドのアンサンブル」の秘訣とは?

 
  2019/12/03
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バンド
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

さて今回はドラムのお話…でもありますがまたまたバンド全体の楽器のお話、つまり「バンドのアンサンブル」のお話です。先日こちらの動画をたまたま見まして解説の切り口がとてもわかりやすかったので、私なりにこの動画を見て思い浮かんだ事を書いていきたいと。

この動画ではロックバンドのレジェンドであるニルヴァーナがなぜすごいのか?を解説していますが、その中の一説にこんなお話があります。

 

✔︎コード進行がとにかく普通の人が考えつくようなものではなく、これにどうやってメロディをつけてるの?みたいな特徴がある

✔︎そのメロディも絶妙に音を外したりしている。なのでピアノの鍵盤で弾くと全く違った印象となる

という感じです。

まぁこの辺のお話はニルヴァーナを知らない人が聴いてもよく分からないお話です(なので良ければ聴いてみてください。ついでに過去記事「NIRVANAに見るミニマリズム」でも書いてます)

これを受けて今回は何をお伝えしたいか?というと「バンドの人数編成に合った演奏をしよう」ということです。大所帯のオーケストラと違いロックバンドの人数編成は3人が最小単位で多くても7-8人くらいでしょうか。

 

もちろん2人のバンドもいるし、オーケストラとバンドの共演もあるのでそれを入れると色んなバリエーションはあります。更にレコーディングでは無数に音を重ねることができます。

 

ただここで大事なのは音は多ければいいというわけではありません(この辺はまさに音のミニマリズム!)。要するにやろうとしている音楽に適した編成が必要だし、特に大人数のバンドはドラマーが全体をみて動くとバンドの演奏がよくなる、ということです。

 

というわけでここまで前置きなのですが、今回はニルヴァーナを知ってるとか知らないとかはどうでもよくて笑、バンドの人数編成について書いてみようと思うのです。

 

更にドラマーは打楽器ゆえに音程は出せませんのでこの辺はおざなりになりがちかなと思います。しかし過去記事でも書いたようにお客さんである「第3者」はテクニックよりもバランスを聴いています。

 

なのでついつい「自分のやりたいようにやる」タイプのマイペースなドラマーの方にはお役に立つような内容なのではないかと。では前置きがやたら長くなりましたが本題に。

結論→アンサンブルの自由度を考える

バンド

今回の結論としてはアンサンブルの自由度を考える、ということです。要するに3人編成のバンドと6人編成のバンドでは自由度が違います。当然3人編成のバンドの方が自由度は高いですよね。

 

ここで大事なのは自由度が高い方が良いとかではなくて、「自由度にあった音楽をする」というとことなのです。先ほど紹介したニルバーナは3人編成のバンドなので、その少ない人数編成を存分に活かせているから唯一無二の音楽を残せたとも言えます。

 

というわけで「少人数編成と大人編成それぞれでどのような音楽が向いているか?」そして「ドラマーはどのように立ち回ればいいのか?」を以下でお話します。

 

少人数の編成の場合

バンド

少人数というと3人編成は標準的なロックバンドの最小単位です。具体的には、ボーカル&ギター、ベース、ドラムという編成になります。この編成だと、ボーカルギターが圧倒的に自由な立場となり、ベースも割りかし自由に動いた方が、ギターの音が少なくなった時の穴を埋められます。

 

先ほどのニルヴァーナで言えば、音楽理論とかをぶっちぎったコード進行や、絶妙に歌メロを外したり…というのはこの少人数編成だからこそ活きてくる音楽です。

 

対してドラムに求められるのは音の存在感かなと。もちろん合間にテクニカルなことをしても良いんですけど、まずはバスドラの「ドン」という音とスネアの「パン」という音。この2つの存在感を醸し出すことが最優先ですね。

 

ただジャズも少人数編成の音楽ですが、この場合はドラマーは「いかにシンバルでうねりを作れるか?」が存在感を示すことになりますのでちょっと違いますが。

大人数の編成の場合

バンド

この場合は、ドラマーは「バンドの中で誰が自由な立場なのか?」ということを常に考える必要があります。

 

この「自由な立場」というのは一曲の中でも変わるかもしれないし、ずっと同じかもしれません。そして「自由な立場」がいるということは「自由でない立場」のパートもいます。

 

具体的にはだいたいこの編成になると、リズムやコードを担当する楽器は、自由な立場を「支える」立場となります。更に大人数の編成は音が多いので、聴く人には音でお腹いっぱい…みたいにならないようにしないといけません。

 

もちろん音を減らしたり増やしたりという緩急も必要ですが、この「自由な立場」が曲の起伏に合わせてチェンジできると、お客を飽きさせない演奏になります。でも、これってクラシックのオーケストラと同じ理屈なんですよね。

 

結局音が増えるということは音楽の古典であるクラシックに帰るということなんですね。

おわりに

というわけで今回はバンドの人数編成のお話でした。要するに少人数の編成は「自由な音楽」がウリであり、大人数の編成は「構築された音楽」が売りである。ということですね。

 

せっかくテクニックを磨いてもTPOをわきまえないと宝の持ち腐れになってしまうので、テクニックと同じくらい大事なことかなと思います。ではでは。

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