ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

いろんなバスドラムを鳴らしておこう②~音のスコトーマについて~

 
  2019/01/13
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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というわけで前回からの続きです。

前回は、価格帯の低いドラムセットのバスドラムは低い成分の音は出しにくいとは書きましたが、ドラムはアコースティック楽器なので…

「低い成分の音がでる」
「低い成分の音が出ない」

と完全に白黒分けられるものでもなく、そこが難しいところ。
以前の記事で…

”アコースティックギターが弾けるようになるとドラムを叩く際にも理解が深まる”と書きましたが、たとえちゃんと弾けなくてもいいので、1万円のギターと10万円のギターを弾き比べると、鳴りの違いがよくわかります。

ギターもドラムも素材は木(のことが多い)ですが、ギターの方が明解な音程があるのでドラムよりわかりやすいです。

そしてドラムに関しては、私はリハーサルスタジオでいえばスタジオノアをよく利用してますが、店舗によっては価格帯の上位機種、ソナー、ラディック、SAKAEが置いてあります(なかでもSAKAEは面白いなり方をするので、自分のプレイの視野が広がるかも?)。

そしてこれらの機種を叩くと「ドンッ」という低い成分の音が体感として感じられると思います(もしピンと来なければこれが感じられることを目標にしてみて下さい)。
ひと昔前はリハーサルスタジオといえばパールやタマの価格帯の低いドラムが主流だったので…時代は変わりました。

 

というわけで、スネアドラムであれば自分のものを持ち運ぶことができるのでいいんですけど、バスドラムに関しては高いもの、安いもの両方を叩いておくといいと思います。

で、ここからその理由についてですが。
私が以前に多読していた機能脳科学者の苫米地英人氏の著作から引用してみましょう。

引用にすると少々難しい文面になるので、私の言葉も混ぜてみます。

これは脳科学(認知心理学にも関係しています)のお話らしいのですが、人間は意識しないものや情報はキャッチせずに素通りさせる性質を持ってます。例えば赤い車が欲しいと思うと急に街中に赤い車が増えたかに思えるみたいな。

これは外界から入ってくる情報全てを脳がキャッチするとそれだけで莫大なエネルギーを使うので、あえて必要なものだけをキャッチするようにできているらしいです(まさに脳のミニマリズム!)。

そして必要なもの以外はスコトーマ(意識の盲点)として意識の外に追いやられてしまうそうです。

…というのがざっくりとしたお話。苫米地氏はものすごい数の著作を発表してますがしばしばこの話を目にします。

というわけで、バスドラムの話に戻りますが、色んな価格帯のドラムを叩いておくと何が言いかというと、何が「いい音」なのか、「悪い音」なのかの基準が自分の中にできるということなのです。

これが予め分かっておかないと…意識の外にスルーしてしまい、自分でいい音だと思っていても周りから「軽い音だね」と指摘されたり、低音が出にくいバスドラで低音を出そうと無理に力んだりして腰を痛めたりなど起こりえます。

今回はバスドラムの話で書きましたがこれが「耳を鍛える」ということなのではないかと私は思います。このテーマはとても興味深いのでまた何か思いついたら書きます。

ではでは。

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