「ブランク期間」があるとドラムを再開させることは難しい?
さて今回も一応はドラムの話ではありますが、ロック系の楽器奏者の方にも参考になればと。
テーマは「ブランク」について。つまりなんらかの事情でブランクの期間ができてしまった場合、もしまた再開したくなった時にそれは圧倒的に不利になってしまうのか?とお考えの方に向けて。
とりあえず結論をいうと…「特段不利にも有利にもならないが、努力次第でその間の埋め合わせはできる」という、「ちょっとだけ」前向きなお話というところでしょうか。
なお、極力一般論としてお話したいのですが…その情報のソースは殆どが私個人の体験をもとに、周りのプレイヤーの様子を少々加味したものということですので(まぁそれが個人ブログの良いところかと笑)、それを踏まえたうえで読み進めていただければと。
では本題に。
私の場合
というわけで私個人の事情など特段どうでもいい話ではありますが、私の場合、諸事情により2012年位から3年位ドラムはおろか、音楽すらろくに聞いていない期間がありました。
まぁそのままフェードアウトせずに今こうしてドラムを叩けているのも周りの方々のお陰なのではありますが…まぁ私の話はこの辺にしておきましょう笑
ブランク期間で良かったこと
要は「ブランク」期間って、端的に言えば練習をサボっていたわけなので基本的にプレイの面では良かったこと・得したことは一切ないのですが、「我が削げ落ちた」という部分ではよかったのかなと。
つまりそれまでは「演奏の評価」と「自分自信の評価」がごちゃ混ぜになっていて…要はとにかく褒められたかったんです笑
それがさしてドラムに興味がない期間を経ると、気がついたらいい塩梅に「演奏の評価」と「自分の評価」が分離できるようになっていまして、もちろん今でも演奏を褒められればうれしいですが、それに一喜一憂することはなくなった(と思っております)のかなと。
それに伴い、テクニカル一辺倒だった音数の多かった自分のスタイルも、「曲を活かすドラム」を目指すようになっていき、そうなっていくと不思議とテクニカルなことも自然とできるようになってきたという何ともパラドキシカルなことも起きております。
ブランク期間で良くなかったこと
これは先ず「勘」ですね。ブランク期間も一応は気晴らしに個人練習は月1回程度してましたが、やっていたのは好きな曲を流してそれにあわせて叩くというもの(そう、あくまで気晴らしなので)。
これだと生身の人間と合わせる「勘」はどんどん鈍っていきます。リハーサルですらそうなので、ライブなどの緊張状態の高い場面では…言わずもがなでした。
あと、地味に衰えるのが「左足」です。私はツインペダルを使うので久しぶりにドラムを叩くと左足が思うように動かずに2バスが「ダララッ」という分離の悪い団子の音になりました。
ちなみに当時は筋トレにはまり週3~4の頻度でウエイトトレーニングをしていたので、やはり使う部位・身体の使い方が違うのだなぁと。
終わりに
というわけで、このブランク期間があったからこそ今の自分が…とキレイに締めくくりたいところですが、やっぱり継続して続ける(つまり生身の人間と合わせる)ことは大切だなと今改めて思います。
しかしブランク期間の経験は手遅れではなく、取り戻すこともできると思うのでそれがわかっただけでも良しとしましょうか笑
ではでは。