早い時間のバンドのスタジオリハーサルで低血圧のドラマーが気をつけること

はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「早い時間のバンドでのスタジオリハーサルで、低血圧のドラマーが気をつけるということ」です。
かくいう私自身がものすごい低血圧なためにスタジオのリハーサルでは色々気を使ってきましたので、同じ低血圧のドラマーに向けてお役に立てばと思います。
ちなみにドラマーとしては低血圧はハンデとなります。
なぜならドラムって「ケンカ」と近い感じがあるのですね(殴り合いとまではいかなくてもケンカのときって、カーッと血圧上がりますよね笑)
あれに違い状態が低血圧だと再現しにくいのです。
ライブの本番は夜が多いのでまだいいのですが、リハーサルが午前中からスタートするときは少し気をつけた方がいいわけです。
低血圧を治すのは大変だし時間がかかるので、日頃の体調管理を気をつけようということですね。
ではその具体策をいくつかご紹介します。
ギリギリに起きない
まずは絶対避けたいのが「ギリギリに起きない」ことです。
例えばリハーサルが10時スタートならできれば7時には起きたいところ。
これをやっても完璧とはいえませんが、やらないよりはやったほうが良いですね。
ギリギリに起きて朝食も取らずにあわてて支度してリハーサルにいくとまず自分の力は発揮できません。
これはフィジカル的な話だけでなく、気持ち的にも悪影響ですね。
なので「時間に余裕を持って早起き」して「スタジオには10分前には到着する」という余裕が欲しいかなと思いますね。
身体が温まるまで耐える
とはいえ、やっぱりリハーサル序盤は身体が動かないんです(ひょっとしたら頭が働いてないのかもしれないですが)
そこで大事なのは「身体を温める」というか、「ほぐすこと」ですね。
私の場合はドラムを叩いて一度しっかりと汗をかききると憑き物が取れたように身体が温まります。
なので汗をかいてしまうのは一つオススメ。
ただ冬場で汗をかきにくいときは、最低一時間は「身体をさます時間」と思った方がいいかも。
なので、リハーサル開始一時間で本番と同じ演奏を自分に期待することは諦めた方がいいでしょう。
無理に頑張ると身体の故障になるので、自分の身体とうまく付き合っていくことが大事かなと。
身体が温まってくるとそれまで叩いていたスネアドラムがまるで別の楽器のように芯が通った音になります。
私の場合はスネアドラムがこうなってきたら「身体が温まってきた指標」と考えていますね。
セッティングのせいにしない
ということなのですが、どうしても「最初から万全の演奏をしたい」と思うのが人の性。
そうすると何か起こるかというと、「セッティングがまずいのではないか」とセッティングをあれこれいじり始めてしまうんです。
ただセッティングは多少不味くても、身体が本調子なら何だかんだで叩けてしまいます。
つまり「セッティング」よりも「体調」の方がはるかに優先順位が高いということ。
ライブ本番ではセッティングにこだわりたくなる気持ちはわかりますが、まずは自分の体調をしっかりとコントロールできるようになることが先決なんですね。
おわりに
というわけで今回はドラマーの体調管理のお話でした。
ボーカリストは喉が楽器というとても繊細なパートですが、ドラマーは身体が楽器のようなものです。
なので、「無理してなんとかなる範囲」をきっちり見分けてあんまり機材のせいにはしない方がいいということを結局はいいたかったわけですね。
よければご参考までに。ではでは。