「ブレインダンプ」のやり方や効果が詳しく書いてある本をご紹介!

はじめに
さて今回は書評です。今回はこちらの本「ブレインダンプ 必ず成果が出る驚異の思考法」の中から印象に残った部分をお話します。
この本を買ったきっかけは著者の方を知っていたわけではないんです(著者の谷澤潤さんは学習塾を経営されている方なんですね)。
最近自分の中で今後やりたいこと、やれそうなこと、したくないこと、本当はやりたかったこと…などがゴチャゴチャとしてきたので思考の整理法について何か本を読もうかと思っていまして。
そんな時に「ブレインダンプ」なる方法があると知りました。
ブレインダンプというのは「マインドマップ」にも通じるところがある、紙に書いて考えをまとめる方法です。やり方を学びたいと思い早速Amazonで調べてレビューが良さそうだったので注文しました。
結論を言うとまだブレインダンプはしていません。これにはたっぷりと時間を取った方が良い、と書いてあったし。
どうやらスマホやPCというデジタルではなく紙でやる方法らしいので、まだその時間が確保できていないのです。
というわけなのでブレインダンプをやってみた感想は後日書いてみたいと思いますが、本書を読み終えてみて、いくつか面白いポイントがあったので、今回はその辺をご紹介します。
ブレインダンプとは?
まずブレインダンプについて軽くご紹介。もともと「ダンプ」という単語は「どさりと下ろす」という意味です。つまり頭の中のいろんな考えをどさりと下ろすことなんですね。
細かい手順はここでは割愛しますが、ざっくりいうと「今の頭の中の考えを全て絞り出し、それを実際のtodoリストまで落とし込む」方法とのことです。
具体的にはA4以上の大きい紙にひたすらに書き出すことです。
「アイデアは紙に書くといい」とはよく言われることですが、マインドマップと違うポイントは「全て絞り出す」ことかなと。
マインドマップはどちらかというと、図を使って「整理する」という色が強めだと思います。
思考は上書き保存
本書を引用すると「アイディアやイメージは、積み重ね式ではなく、切替式もしくは上書き式である」ということ。
特に引用論文とかは書いてないので科学的な根拠はわかりませんが、もはやそれはどうでもいいことかなと。
本書の中でこの一節が一番オススメしたい一節でした。
要は頭の中がごちゃごちゃする原因って「アイディアやイメージは積み重ね式である」という過信をしている時なのかなと。
そうすると「紙に手書きで書いた方がいい」ということは頭でわかっていても「頭の中でまとめられるから大丈夫」とか「スマホのメモに書いておけば大丈夫」という考えになってしまうんですね。
人間の一日の思考の回数は一説には6万回とも言われています。
なので本書にも書いてありますが「アイデアは浮かんでは消える」という性質をしっかりとわきまえる必要があるということです。
行動を起こす原動力は?
今の話の補足としてここも紹介したいところ。
引用すると「ひょっとしたら他にまだ選択肢があるかも」と思うと行動を起こす原動力が削がれてしまう、ということなんです。
心理学でも人間は選択肢が多い方が選択ができなくなる、と言いますが。そんな時こそ紙に書いて整理するということが大事なのだなと思います。
プチ生活のススメ
このワードが気に入ったのでご紹介します。
本書を引用すると「ゆったりした服を着て一人でアイデアを出すことだけをする日」を作ってみようということですね。
この他にもアイディアを出すことのみを目的として小旅行もお勧めされています。
私が以前に過去記事で紹介した海沿いのコワーキングスペースなんかは旅行気分も味わえて楽しそうですね。
鎌倉・稲村ヶ崎のコワーキングスペース「Think Space」
情報を遮断する
ということなので、ポイントとしては「脳」という部位をあの手この手でコントロールしていこう、ということなんですね。
本書では「脳と自分とを同一視しない」とありますが、これがめちゃくちゃ大事ですね。その際に「ノイズ」となる情報の遮断の仕方が後半に書いてあります。
具体的にはこんな感じ。
✔︎テレビを見ない
✔︎新聞を取らない
✔︎人に頻繁に合わない
✔︎メールのチェックを頻繁にしない
ビジネス書ではお馴染みの項目ですが、これも先日書評で書いた「エッセンシャル思考」ですよね。
先ほど「人間は選択肢が多いと行動できなくなる」と書きましたが、こうやって選択肢を減らす、つまり情報のノイズをへらすということが「脳の上手なコントロールの方法」なわけですね。
終わりに
というわけで今回はこちらの書評でした。