風邪をひきたくない人必読の「一流の人はなぜ風邪をひかないのか?」という本の書評を書いてみました。

目次
はじめに
さて今回は書評記事です。今回は「一流の人ほはなぜ風邪を引かないのか?」(裴英沫・著)です。
私は死ぬほど冬が嫌いでして、理由は痩せているので寒いからなんですけど、もう一つは風邪が流行るからです。
これは前に書きましたがドラマーは風邪をひいても休めないパートなんです。なぜならドラマーが休むと、完全に音楽が成立しなくなるからですね(その点はボーカルも同じです)
そして東京の冬の光景、つまりどんよりとした暗い空、木枯らし、コート、マフラー、咳をゲホゲホしている人、やたら暑い電車や店内…これらがとても嫌なのです。
…と愚痴っていても始まらないので少しでも冬のストレスを解消すべく、冬の頭からウエイトトレーニングをはじめてから、インフルにかかった去年よりは調子は良いです。
しかし電車にのると何と風邪をひいている人の多いことか。この「いつかは風邪をひくかも」という死刑宣告のような気持ちにさいなまれて冬を過ごすのは嫌なのでまずは行動を起こすべく本書を読んでみました。
ただ「風邪をひきたくない」「ひいてしまっても軽症で済ませたい」のであれば「食事・睡眠・運動・ストレス溜めない」これに尽きます。
それでも「意外な秘策があるのではないか?」「いますぐにでも実践できることはないか?」という気持ちでこの類のビジネス書は読んでしまうのです。
というわけで今回は「冬の風邪が嫌で仕方ない人」に向けて、本書ならではのお役に立つ部分をピックアップしてご紹介。
P72「風邪の前兆をキャッチしよう」
本を読む良さって、今まで自分がなんとなく気づいていたけど意識はできなかったレベルのことをしっかりと教えてくれるところだと思うんですけど、これはまさにそんな話。
つまり風邪のひき始めの自分の身体感覚を理解しようということ。これは「喉が痛い」「鼻水が出る」とかいう直接的な症状以外のことです。
例えばこんな感じ。
✔︎食べ物の味が変わる
✔︎揚げ物やラーメンが欲しく無くなる
✔︎いつもより集中力が続かない
✔︎本が長時間読めなくなる…など
思い返すとバッチリ当てはまってます。今までいかにこれらの症状を無視してきたことか…反省です。
P85マスクをこまめに変える
風邪のウイルスは鼻や口から入る、ということは顔まわりになるべくウイルスを付着させないということが一貫して書かれています。
その中でも「マスクは使い捨てにしてこまめに変えよう」ということは確かにその通りだなと。
考えてみると、同じマスクをつけたり外したりしたら意味ないどころか、ウイルスが付いているマスクだったら逆効果ですよね。あとは「顔をなるべく触らないほうがいい」というのも納得でした。
P90喉の保湿を心がける
これはよく知られた話ですが、意外と唾液が出すためにはガムが効果的なようです。あとは、温かい飲み物をこまめに取るとか、ボーカリストの人がやっているようなことですね。
P95トイレのジェットタオルは逆効果
トイレにある強風で手を乾かすジェットタオルは、逆に風邪のウイルスを撒き散らしているとのことです。
一見何か衛生的にも見えますが、そんなところにこそ落とし穴があるんですね…
P105前の席は風邪をうつされやすい
新幹線や飛行機など座席が連なっている室内では前の席は咳などの飛沫を浴びやすいので、後ろの席の方がいいらしいです。
とはいえ中々普段の生活に応用はしづらいですが…映画館とか講演会の聴講では使えそうなテクニックですね。
P114風邪を引いたらひたすら横になること
これは私も経験則的に実践していました。喉をやられた時は声を出すことも控えた方がいいとのことです。
「頑張ればちょっと仕事できるかも…」というものよくないそうです。ようは軽く見ないほうがいいということですね。毎日更新のブロガーは中々休むのが苦手なんですけどね笑。
ちなみに入浴は湯冷めさえしなければしてもいいとのことです。
P132薬局を活用しよう
風邪をひき始めるとどうしても「病院は待たされるし、仕事で行けないから」と薬局で市販薬を買ってしまう人もいると思いますが、「病院を受診しなくても薬剤師に相談して薬をもらう」という方法もアリということです。
「市販の風邪薬はどうにも効き方が強くてこれ絶対身体に悪いよな…」「でも病院行く暇ないし」という方にはぜひオススメですね。薬剤師は薬のプロなのでどんどん頼ってもいいのかなと。
終わりに
というわけで今回はこちらの本の紹介でした。
今回紹介した以外にも即効性のある話がたくさんあるのでこの本は一冊持っておいても損はないでしょう。
ちなみに風邪の本質的なところを理解したい方は、過去記事で紹介している「風邪の効能」という本も合わせて読んでおくことをオススメします。
本当に関東の冬が嫌すぎて南国の移住を夢見たりもしますが…現実はすぐには変わらないのであと、3~4ヶ月冬の風邪を耐え抜きましょう!
ではでは。