「かっこいいカウント」が出せるドラマーになろう!

目次
はじめに
今回はドラムのお話し。テーマは「曲入りのカウントのコツ」について。
だいぶ前に「カウントはドラマーの名刺」的な過去記事で曲入りのカウントの大切さを書きましたが、このカウントというやつはとても大事なので、今回改めて追加の内容も足して久々にこのテーマで書いてみたいと思います。
今回の記事では「結論は〇〇です!」と言う1つの結論をドンと出すのではなく、いくつかのトピックをつらつらと書いてみたいと思います。
カウントで悩むドラマーはそんなにいないと思いますが、ご自身のドラムの振り返りになればと思います。では本題に。
なぜカウントが大事なのか?
ここでいう「カウント」についてですが、曲を始めるときにドラマーが「1、2、3、4」とやるやつですね。
まずは「なぜこれが大事か?」というお話をしたいと思います。
簡単に言うとカウントは短距離走のスタートダッシュのようなものなので、カウントを適当に叩くとその後のノリとかグルーヴ感がなくなったりしてしまう、と言うことです。
なので、「たかがカウントでしょ?」と曲本体と切り離すのはもったいないと言うことです。
カウントをハイハットでやることの難しさ
カウントをハイハットでやることも多いと思いますが、これが使い慣れたハイハットでないと意外と難しいんです。
一見するとハイハットを4回叩くだけなんですけど、備え付けのハイハットは分厚いハイハットが多い。そしてこの分厚いハイハットと言うものは、音のコントロールが難しいのです。
なので、分厚いハイハットでカウントを取るときは以下の2通りがやりやすいです。先に両方叩いてみたツイートをご紹介。前半は「無機質に」叩いていて、後半は「下から上に叩き上げて」います。
分厚いハイハットは音色のコントロールが難しいので、曲出しのカウントは「無機質に叩く」か「下から上に叩き上げる」がやりやすいですね。#ドラムレッスン pic.twitter.com/spNmw4Vwul
— Hazime (@kah35sx) 2019年7月21日
ではそれぞれの奏法をご紹介。
①無機質にぶっ叩く
これは音の抑揚をつけずに無機質に、棒読みにただ4回叩く方法です。
「あれ、さっきは曲のカウントは大事って書いてあったけど?」と思った方もいると思いますが、とにかく分厚いハイハットは音のコントロールが難しい。
なので「グルーヴの効いたカウントを叩こう」と意気込んで「あれ?」となると、それこそスタートダッシュが崩れるので、まずはこの無機質に叩くカウントを持っておくといいでしょう。
②下から上に引き上げるように叩く
①ができるようになったら、おすすめなのはこのように、上から下に叩くのではなく「下から上に叩き上げる」方法。
ポイントとしては「大きい音を出さないと!」とリキまないことです。
①のような大きい音は出ませんが、カウントってそこまで「大きい音を出す」と言うよりかは「芯の通った音」を出す方がいいと思うので、このやり方もお試しください。
カウントはハイハット?スティック?
次のトピックは「カウントは、ハイハットで取るのか、スティック同士をぶつけて取るのか?」と言うお話。
これは好みの問題もありますが、スティック同士をぶつけるカウントは、ハイハットのような「シャーン!」と言う荒々しい音は出せません。
個人的には、フュージョンやファンク、タイトな音がメインのポップスなどはスティックのカウントがオススメかなと思います。
曲の「途中」のカウントにも気をつけよう
最後のトピックとしては、「カウントは曲のど頭だけではない」と言うことです。つまり一旦ドラムが休みになって、再開するときにもドラマーはカウントを取ります。
どうしても曲の途中だと気が抜けがちになるので、ここも曲のど頭と同じくらいの緊張感でカウントを取るといいと思います。
終わりに
というわけで今回はドラムのカウントについていくつかご紹介しました。
特にこれらってそこまで練習が必要ではないし、意識して気をつければ改善できるお話なので、他のドラマーと差をつけるチャンスです!ではでは。