ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

「正確なドラムは打ち込みドラムみたいでつまらない演奏」という議論について考える

 
  2020/07/07
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

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今回はまた久々なドラムのお話。

 

ドラムに関してはよく「あのドラムって正確すぎて、まるで打ち込みドラムみたいでつまらない」といった議論になりますが、その事について深掘りしてみたいと思います。

 

とはいえ、ドラムの正確さはある程度は必要。ではなぜ「正確すぎてつまらない」と言われてしまうのか?という事ですね。

 

なので今回はある程度手足が動くようになった中級くらいのドラマーが対象になりますね。

では本題に。

 

音楽=コミュニケーション

コミュニケーション

今回の結論としては「正確だからつまらない演奏ということではないという事ですね。

 

「ドラムンベース」のように正確に叩かないとダメなジャンルもあります。

 

ではなんでつまらなく聴こえる事があるのか?それは少し前の過去記事にも書きましたが「ドラマー側の意図が周りとズレているため」ということかなと。

 

例えばしっとりとした歌もののバラードで機械みたいに正確に叩いたら周りと浮くし、それはつまらないと言われてしまいますよね。

 

これって「音楽はコミュニケーションの手段」であると言うことを、忘れてしてしまっているからなんですね。

 

しかも音楽は、「音楽以外の事」を「音楽を使って」伝えるものなんです。音楽を演奏することは最終目的ではないのですね。

 

正確でつまらない演奏というのは、音楽を演奏することを「手段」ではなくて「目的」にしてしまった結果とも言えます。

 

こういう演奏は楽譜をなぞったような演奏になりがちで、「音と置きにいっている」と指摘されてしまうことがあります。

 

正確なドラム=打ち込みドラム?

あともう一つ。「打ち込みじゃないんだから、もっと人間らしく叩いて」という指摘もドラマーはよくされるかと思います。

 

でも、実は打ち込みでもすごいドラムトラックはあります。

 

まずはhideさんのミザリー。スネアの音がすごい心地良くて初めて聴いてからしばらくは生ドラムだと思ってました。

 

そして驚愕だったのがMISIAさんの大ヒット曲「エヴリシング」

 

かなり細部まで作り込まれていて、これが打ち込みだと言うことを知った後でも、何故か生身のドラマーが叩いている姿が浮かんでしまう…。

 

そしてすごいのが2曲とも決して「生ドラムの代用」ではなくて、このドラムトラックの他には考えられないという存在感をはなっているということ。

 

さらにすごいのが「ミザリー」のリリースが1996年、「エヴリシング」のリリースが2000年とまだまだ、打ち込みドラムが黎明期だった頃に世に出た作品だったということなんですね。

 

おわりに

というわけで今回はドラムの正確さについて書いてみましたが。

 

「正確なドラム=人間味がないドラム=打ち込みで代用できるドラム」という考えだともったいないということを書きたかったわけです。

 

とはいえ正確さは大事です。人間味があるプレイをするにも正確なところから崩していくのが一般的なので。

 

楽器というものは一度身につけると身体が覚えてしまうので、そこにたどり着くまでは辛い時期ですが…まずは正確さを目指して練習するのがいいかなと思います。

 

よければご参考までに。ではでは。

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