カウントはドラマーの名刺①~実はカウントで実力がばれている?~
今日お話ししたいのはドラムのカウントについてです。
要はライブとかで、全員のテンポと出だしを合わせるための
「ワン、ツー、スリー、フォー」
というやつです。
また話がいろんなところに飛んでうまくまとまるか自信がないので、とりあえず結論を先に書いてしまってから、ゆっくりと理由を書いていきましょう。
まず結論としては、
「カウントでそのドラマーの力量がある程度分かってしまう」
ということです。
…さて結論を書いてすっきりしたので、細かい理由を書いていきましょう。
私が昔組んでいたバンドメンバーが言っていた言葉で今でも時々思い出す言葉があるのですが…
「音楽のヒントって音楽からは得られない」って言葉なんですね。
一見「?」な話ですが、この考えってすごく納得できる部分があると私は思います。
つまりどういうことかというと…楽器演奏といえども人間がすることなので、かならずその中に演奏者の「人と成り」が出ます。
そしてドラマーのカウントというのは、曲を聴く側からしたら初めて耳にする音な訳で、要するにドラマーにとっての第一印象みたいなものですね。
といってしまえばこれだけの話なのですが…
ではこれを音楽以外のことからヒントを得るとどうなるでしょうか?
例えば、料理屋や居酒屋の最初に出てくる「突き出し」みたいな一品料理を食べれば、そのお店の使っている出汁や味付けのコンセプト、使っている食材の品質がある程度わかります。
更に、私は「レモンサワー」をこよなく愛する人間なので、まず居酒屋に入るとレモンサワーを注文するのですが、このレモンサワーの味でその居酒屋の料理の方向性がある程度分かるといっても過言ではありません。
更に私は無類の寿司好きでもあるので…
「通」の人は寿司屋に行くとまずはかっぱ巻きを頼んでそのお店(もしくは職人さん)の実力を見極めるなんて話もありますし、大トロやウニといったこってりしたネタよりも、白身魚のネタの方がそのお店の真価が分かるなんてことも聞いたこともあります。
さらに私は武道もたしなんでいるので…武道で考えれば熟練者は組み手の時に対戦相手の構え方を見ただけでその相手の力量がわかるといいますし、
これがアカデミックな世界で考えると、入試や仕事採用の面接官は相手が面接室に入ってきた瞬間に合否がわかるといった話がありますし…
と書き出すといったい何のブログかわからなくなるので(笑)この辺にしておきますが、これに該当するのがドラマーでいえばカウントなのではないかと思うのです。
…とまぁ、抽象的な話ばかり書いても仕方がないので、次回は
「なぜカウントでそのドラマーの力量が分かるのか?」
ということを多少理屈っぽく書いてみましょう。
ではでは