ドラム初心者が知っておきたいクラッシュシンバルの叩き方とは?

はじめに
今回はドラムの話。テーマは「クラッシュシンバル」です。
クラッシュシンバルとはドラムの左右上の方についているシンバルで、バシャーン!と派手な音がするやつです。
なので常に叩くハイハットやスネアと違って、たまにアクセント的に叩くものです。
で、レッスンをやっていて気がついたのですが皆さんこのクラッシュシンバルの使い所が分からず、曲をコピーしても叩かないという事が高確率で起こります。
そこで今回はドラムのコピーを始めたばかりの方に向けて、クラッシュシンバルの使い方についてお伝えします。
では本題に。
結論→2つの基本事項を抑えよう
クラッシュシンバルの基本事項は2つあります。
それは叩く場所と叩き方です。
つまり曲の中のどこに叩くべきなのか?という事と、どんな音を出すべきなのか?
というこの2つですね。
応用篇になるとクラッシュシンバルでリズムを刻んだり、効果音的に使ったりという事も出てきますが基本はこな二つを押さえておけば大丈夫。
なのでそれぞれをご紹介していきます。
クラッシュシンバルはドラムの「基礎」
ドラムでコピーする場合に、元からある音源をそっくりそのままコピーすればいいのか?というとそれだけではないんです。
つまり、何でこの位置にクラッシュシンバルを叩いているのか?という事を理解する事が大事です。
また同じ曲でもスタジオ版とライブ版はドラマーがフィーリングで叩いているから違う部分もありますが、その辺の理由もちゃんと理屈を知っておくとよいですね。
加えてコピーに限らず、のちのちアドリブ主体のセッションをやるときにも、この「クラッシュシンバルをどこで叩くか?」ということは「ドラムの基礎」として知っておくといいわけなんです。
では、今回のポイントである2点。
- どこで叩くのか?
- どんな音を出すべきなのか?
これについて書いていきます。
①どこで叩くのか?
まずはどこで叩くのか?です。
ロックやポップスなどのいわゆる「軽音楽」の場合は「8小節に一回」からスタートすると良いです。
もちろん例外もたくさんありますが、初心者の方はこのルールを守るとクラッシュシンバルをいれるクセができますので。
なんで「8小節に一回」なのか?というと、曲の継ぎ目がそうなっているからです。
(難しいことをいえばコード進行が8小節くらいで循環していることが多いからです)
で、慣れてきたら「4小節に一回」「16小節に一回」とバリエーションをつけていきます。
基本的には4の倍数で構成されているので、その倍数こそが曲の継ぎ目となるわけなんです。
②どんな音を出すべきなのか?
次はどんな音をだすべきか?ということ。
まず知っておくべきことはクラッシュシンバルは、叩き方でいろんな音が出せるということです。
(これは他のドラムの楽器でも言えますが)
そうすると、ドラムをやりたての人の傾向としてはソフトな音を出す人が多いようです。
つまり、大袈裟にいうと軽く撫でるような叩き方ですね。
もちろんこういう音もバラードなんかには使いますが、激し目の曲だと、もう少し「シャリシャリ」とした尖った音が欲しいところ。
そんな時はシンバルを叩く瞬間に一瞬強めに握ると「シャリシャリ」とした音がでます。
(握るという表現は、厳密には違いますがわかりやすい説明と言うことで)
おわりに
というわけで今回はクラッシュシンバルの基礎について書いていきましたが。
もう一度まとめると。
- 8小節に一回は叩くこと
- 激しめの曲の時は、「シャリシャリ」とした音を出すこと
この2点になります。
クラッシュシンバルを入れるかどうかで曲の印象はガラリと変わりますので、是非ご参考にしてください。
ではでは。