クラッシュシンバル はなぜ左右にある?その効果的な叩き方をご紹介

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは右側のクラッシュシンバルの効果的な叩き方についてです。
ご存知の通りドラムセットには左右にクラッシュシンバルがあります(ジャスドラムとかだと無いけど)
ところがせっかく左右についているのに「何となく」使っていないでしょうか?
実はこの左右のクラッシュシンバルを上手く使い分けることで、ドラムの良さを上手く引き出せたりします。
ちなみにこれはテクニックのお話ではないので、今回はドラム初心者の方に向けて書いていきたいと思います。
では本題に。
結論→左右のクラッシュシンバルを使い分けよう
結論としては「左右のクラッシュシンバルを使い分けよう」ということです。
イヤホンに右耳と左耳があるように、クラッシュシンバルもステレオ効果を上手く使うことができます。
ただ、どうしても左のクラッシュシンバルの方が近くにあるし多用してしまう人もいるかと思いますが。
後でまた書きますが左側のクラッシばかり叩いていると、音が左側ばかりから出るのでバランスが悪くなります(いわゆる、音の定置というやつです)
左右のクラッシュシンバルの役割を知っておくことが大事なんです。
フィルインの後に使う
まず右側のクラッシュシンバルの一番の役割は「フィルイン(オカズ)の後に使う」ということですね。
テンポが速い曲でフィルインを叩くと、リズムに戻るときに遠く感じることがありますよね。
そんなときにフロアタムの近くにある右側のクラッシュシンバルを叩くわけです。
クラッシュシンバルを両方叩く時
次にクラッシュシンバルを両方叩く時。
これは曲の中で「ここぞ!」という時ですね。
キメの部分とか、最後の最後に「ジャーン!」と終わりたい時は是非左右両方のシンバルを叩きましょう。
両方叩く事で迫力が出るし、特にライブのステージやレコーディングではステレオの効果がでてドラムの音に奥行きが生まれます。
ライドシンバルもたまには使おう
後はちょっと裏技。
ライドシンバルが薄めの時は、右クラッシュシンバルとライドシンバルを同時に叩くと、「グワーン」という低い迫力がある音になります。
ちょっと特殊なのであんまり歌のバックでは使いませんが、歌がない曲のときとかでは変化がつけられます。
もうひとつはハイハットを半開きにして、クラッシュシンバルと同時に叩く方法も。
こちらはちょっと地味目なシンバル音をだすことができます。
おわりに
というわけで今回はクラッシュシンバルの使い方についてでした。
もちろん今回の方法の他にも自分で色々使い分けの方法を開発していくといいかと思います。
基本は「音の左右のバランスを常に考える」という事です。
また将来的にシンバルをいっぱい増やした「多点セッティングに」あこがれるドラマーはまずは基本はこの左右のクラッシュシンバルなので、しっかりと左右の使い分けができるといいかと。
よければご参考までに。ではでは。