ライブを盛り上げたいドラマーは…「必殺技」を持とう!

はじめに
今回はドラムの話…ではありますがバンド系の楽器プレイヤー全般にも当てはまるお話ではないかと思います。テーマは「必殺技を持とう」というもの。
ここでいう「必殺技」というのは要するにお客に「おおっ!」と思わせるプレイです。
具体的には歌物の途中の楽器の見せ場だったり、自分のソロの番だったり、という時に2つ3つ自分の必殺技を持っておくと、お客側にも「すごいプレイヤー」としてインパクトを残せます。なのでどちらかというと「曲芸」に近いです。
逆に必殺技がないと普通のフレーズを弾いたり、リズムを叩いたりということになります。それもアリなんですけど、必殺技は場の盛り上げにもとても便利です。
ということなのでレコーディングよりはライブ向きのお話ということで…興味のある方は良ければ読み進めてください。
ギタリストやベーシストの「必殺技」
私もギターやベースについては門外漢なので詳しく書くことは自粛しますが…ドラマーがイメージしやすいように少し書いてみます。
ギターはやはり「必殺技」を作りやすいです。早弾きやタッピング、チョーキングなど想像がつきやすいですね。
ベースだと、スラップや、音色をギターっぽいものに変えて早弾きやタッピングなどがあります(まぁ習得するのはある程度の練習を要しますが…)。
ただこればかりやると曲のバランスを壊してしまうので、ここぞという時に使える技を持っておくといいかと思います。
ドラマーの「必殺技」
ではドラマーの場合はどうするか?ということですが。ギターやベースの場合と違って、ドラムの場合のポイントを3つほどご紹介します。
①派手であること
これは絶対必須条件。「派手」というのは一体なんのことか?というと、いわゆるクラッシュシンバルやチャイナシンバルなどのシンバル類を絡めようと、いうことです。
太鼓だけだとドコドコと叩くだけなので、太鼓だけだと派手さはなかなか出しにくい。必殺技としてのフレーズはシンバルを絶対絡めた方がいいでしょう。
②速いこと
次に大事なことは速いこと。これはイメージがつきやすいと思います。ただ速いフレーズを叩き続けると、全体を「音楽」としてまとめるのが難しくなってきますので、その辺は一打一打を分離して考えずに、ドラムの音符を筆記体のアルファベットを書くように全体の流れを作ることが必要となります。
この辺の「リズムの流れの話」は過去記事に書いてあるのでそちらもご覧ください。
③簡単なこと
そしてもう一つ大事なのは「簡単なこと」。ドラムのフレーズは極端にいうと難しくなればなるほど地味になるということになります(もちろん例外もありますが)。
なので一番盛り上げたいところは、シングルストローク(左右交互に叩くやり方)が良いでしょう。そしてスピードを上げて、シンバル類を絡めると「必殺技」になります。
実際に使える技を一つご紹介
というわけで最後に一つ技をご紹介。私の過去のツイートに載せてありますが、3連系のフレーズで、シンバルを絡めて交互に叩くやつです。
実は簡単だけど派手に見えるフレーズ。#ドラム pic.twitter.com/5PhxJgUb07
— あるごん (@kah35sx) 2018年12月6日
このフレーズで叩くものをクラッシュシンバルやチャイナシンバルに移すと必殺技としても使えてかつ簡単なオススメのフレーズです。
終わりに
というわけで今回は「必殺技」をテーマに書いてみました。結構これは急にやろうとすると確実にコケますので、日頃からいざという時の技を持っておくといいと思います。
ドラムは打楽器ではありますが、低音から高音までをカバーできる楽器なので、バスドラム や大きいタムタムで迫力を出しつつ、シンバルで派手さを出す、という感じでしょうか。ではでは。