ダブルストロークがきれいに叩けない人のためのコツをご紹介!

目次
はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「ダブルストロークのコツ」です。
ダブルストロークというのは片方で2回ずつ叩くやつですね。
しかし私も昔そうでしたけどこんな事感じてるドラマーいるのではないかと。
- どうしても2発目が潰れてしまう
- 練習方ってこれであってるの?
- そもそもコレっていつ使うの?
- スネアロールとダブルストロークは違うの?
などなど。
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。
どうしても2発目が潰れてしまう
ダブルストロークがうまく叩けない原因は2つあるかなと思います。一つずつお答えします。
①「下下」で叩いている
ダブルストロークは片手で2回叩くので「振り下ろす→振り下ろす」だと2発目はスティックが失速するのは自然の摂理。
なので「振り下ろす→振り上げる」という風に叩きます。
②指が使えてない
ダブルストロークはとても細かいスティックの動きを扱うので指を使わないと2発目が潰れます。さっきの動画を再び使って説明します。
見にくくてすいませんがこの動画の左手の様に2発目に振り上げるとき人差し指を張る感じですね。
一応「振り上げる」と書いてますが、この少ない振れ幅からスティックを上にあげるので「振り上げる」というよりかは、「指で蹴り上げる」という表現がピッタリかと。
スネアドラムを速く大きく叩きたいときは指を使うのがオススメ。この様な両手がぶつかってしまうリズムも楽に叩けるので。#ドラム #ドラムレッスン pic.twitter.com/mCz9hyI9He
— Hazime (@kah35sx) January 14, 2021
練習法ってこれであってるの?
というわけなので、いきなりスネアの打面で練習しない方がいいです。
なぜなら、スネアは音が伸びるのでちゃんと叩けてるか確認しにくいんですね。
さっきの動画ではお手軽にリムでやってますが、硬い面であれば大丈夫。
ただし硬い面からスネアドラムに変えた時にリバウンドはガタ落ちします。
なので最初は小さい音で、しっかりと2発目を潰さない様に叩くことが大事かと。
ダブルストロークっていつ使うの?
ダブルストロークって単体で使うことはあんまり無いですね。ただかなり実用的なフレーズの一部に隠れているといえます。
ここではその一例をご紹介。
①右左右右・左右右左
パラディドル(スネアドラムの基本練習の型みたいなもの)のなかでも基本的なやつですね。
これもフィルインで使うというよりかは、リズムパターンにスパイス的に使ったりしますね。
このパラディドルの中にも、ダブルストロークが入ってきます
②右左左・右右左
6連のフィルインで使い勝手抜群の手順。歌のバックで叩くとうるさいと言われるかもですが、インストやドラムソロには無くてはならないですよね
この中にもダブストロークは入ってます
「ロール」と何が違うの?
最後にオマケの内容。
オーケストラのパーカッションでお馴染みのザーッというスネアロールと何が違うの?ということですが、大きくは以下の二つです。
①叩く回数
ダブストロークは「片手で2回叩く」と決まってます。
これに対してロールは2回だと音がブツブツ切れます。数えたことはないですが、なるべく片手でたくさん叩く奏法なんです。
②リズム
ダブストロークはドラミングの一部なので、リズムは正確に叩きます。
これに対してロールはリズムを正確に叩くとこれまた音がブツブツと切れます。
なのてロールは、3連のリズムを崩した感じで叩くと音がつながります。
とはいえ文字だと分かりにくいので動画も作ってみました。
おわりに
というわけで今回は動画満載でお届けしました。
やっぱりここまで動画があると書く側としても説明がしやすいですね(でも作るのがめんどくさい!)
そしてここまで書いておいてなんなのですが、まずはシングルストロークを徹底的に練習することをおすすめします。
ダブルストロークは使いこなせると「上手い」とか「すごい」というインパクトを出せるのですが、コントロールが難しいという面もありまして。
要するに無理して使うと、「だったらシングルストロークでいいよね」みたいな演奏になってしまうのです。
なのでシングルストロークを気の済むまで練習したら是非挑戦していただきたいと思います。
ではでは。