ドラムのコピー曲はどうやって選んでいけば良いのか?

目次
はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「ドラム初心者の曲選びのポイント」です。
ドラム初心者にとって、軽くエイトビートが叩けるようになったらコピーできる曲は確かにあります。
(でもあくまで譜面を追っている段階なので本物みたいにはにはなりませんので…悪しからず)
ただ、一曲叩けるようになってから後の曲選びも結構大事なわけです。
今までは「ドラム初心者がコピー用にどんな曲を選んでいくか?」という事を書いてなかったので、レッスンを通してわかった事なども織り交ぜて書いていきたいと。
では本題に。
結論→ちがうタイプの曲をやっていこう
まず結論は「ちがううタイプの曲をやっていこう」ということです。
まぁ自分の好きな曲をやるのがモチベーション的にはいいんですけど、それだけだと広がりがないので、一曲クリアしたら違うタイプの曲をやって行った方がいいです。
ではこの「違うタイプ」というのは何か?ということですが。
- テンポ
- リズムの種類
これを毎回変えてやる曲を選んだ方が上達は早いと思います。
どんな曲でも簡単にできるけど…
では、なぜこの「テンポ」と「リズムの種類」を変えていくといいのか?ということですね。
ドラムに限った話ではないですが、コピーというのは簡単にすれば簡単にできるんです。
例えばエレキギターのコピーなら、パワーコードで4分音符で弾くだけでも初心者にとってはコピーしている気分になれます。
ドラムの場合もややこしいフィルやキメを全部取っ払って、バスドラムを極力減らせばある程度の曲はコピーできます。
ただ簡単にしすぎると練習にならないので、「最低限守る基準」があると思います。
それが、この「テンポ」と「リズム」かなと。
例えば、16ビートの曲を8ビートで練習はできますが、あんまり実りはないかなとも思いますし。
メタルのリズムは簡単にするととてもスカスカになってしまう…そんなイメージをしていただければ。
曲の選び方の一例
というわけで、実際にどんな風に曲を選んでいけばいいか?ということです。
特に唯一の正解はないんですけど、オススメの選び方をご紹介。
①一曲目
ミドルテンポのエイトビートがおすすめです。
バラードのような遅すぎる曲だと、ドラムに必要な「不安定にバランスをとる」感じが習得しにくいんですね。
ミドルテンポというのは、だいたいBPM100~120くらいですね。
②二曲目
ちょっと速いミドルテンポのエイトビートの曲を簡単にしてやると効果的です。
例えば、BPM150くらいでしょうか。
速い曲は、叩く音の数が多くなるので、頭で考えずに叩く練習に適しています。
原曲を完コピする必要はないので、簡単にしてもこのテンポ感になれることが大事なんです。
③三曲目
ミドルテンポの16ビートの曲が良いです。
16ビートというと難しいイメージがありますが、ゆっくり目…だいたいBPM90~100くらい
の曲がいいですね。
最初は難しく感じますが、音の感じ方に慣れていないだけなので、16ビートの曲は速い段階で
取り組んでみるといいかと思います。
ここまで出来たら、後は自分の方向性に合わせて選んでいけると思いますし、いまいちうまくいかなくても①〜③のタイプの曲を繰り返してまんべんなく取り組んでいくといいかなと。
コピーのやめどきの判断基準
最後におまけのお話。
「じゃぁ一つの曲を完璧に仕上げないと次にいけないの?」という話ですが。
これはそんなことはありません。
そもそも簡単にしている段階で完コピではないので、簡単にした状態で8割くらいの完成度で大丈夫です。
ただ、たまに復習をかねて昔練習した曲はやってみるといいですね。
新しい発見があるはずですので。
おわりに
以上が今回の内容となります。
簡単にまとめると「同じタイプの曲ばかりやらないでまんべんなくやろう!」ということですね。
ドラムの場合はメロディがないので一曲叩ける様になると、他の似たタイプの曲もすぐに叩ける様になります。
なので、似たタイプの曲ばかり練習していると上達のスピードが遅くなるということなんですね。
よければご参考までに。ではでは。