ドラム初心者が動画で学ぶときのポイントとは?

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「動画でドラムの学び方」。
今はプロからアマチュアまでドラムの教則動画もだいぶ増えてきました。
独学でドラムを練習している人にとっては、とても参考になる教材として見ている人も多いのではないかと思います。
ですが、ドラムに関しては他の楽器とちょっと違うところがあるかなと。つまり、棒でものを叩くというドラムの性質上、身体の感覚を学ぶ必要があるのです。
それが動画だとちょっとわかりにくいという事なんです。ちなみにこのテーマ、過去記事でも一度書いています。
しかしこの記事の内容はわりと「動画でドラムは学びにくい」という否定的な内容でした。とはいえこの記事のアップが2019年。
あれからコロナのために時代は大きく変わってしまいました。実際に対面でドラムを学びたくても学べない人も増えたのではないかと思います。
そこで今回は「動画でどうやってドラムを学習するか?」ということについて書いてみたいと思います。では本題に。
結論→ドラムのフレーズは学べる
まずは結論ですがこれは「ドラムのフレーズは学べる」ということです。フレーズというのはリズムのパターンとフィルインのことですね。
ドラムにはドラム譜(書き譜ともいう)という楽譜があります。要は叩くところが全部指定してあるので理屈上は、「楽譜が読める人は叩ける」ということになります。
しかし自分が叩けないパターンの場合は、いくらその楽譜を見ても全体の雰囲気がわからないのです。
私が初心者の頃はネット環境やYouTubeがなかったので、どうしてもわからない時はシンセのドラムで打ちこんでみたりもしましたが、これもしっくりこない。
仕方なく結構値の張る教則ビデオやDVDを買って見るしかなかったのです。
このように実際に叩いた演奏の雰囲気がわかるというのは、動画で学べる最大のメリットですね
フォームが学べる
もうひとつは「フォームが学べる」というところ。
これもさっきのフレーズの話と関係あるんですけど、同じフレーズでもいろんなフォームの叩き方ができます。
どれが良いとか悪いとかではなくて、ドラマー側が負担なく叩けて、なおかつ周りの演奏と浮いていなければOKなわけです。
もちろんフォームというのはとても奥が深いので、動画で見ただけだと一番大事なところ(要はドラマーの企業秘密的な部分)まではわかりません。
とはいえ、表面的なフォームの確認はできるのです。そこをわきまえて動画を見る分にはありでしょう。
動画で学べるのは「エレドラ」であると考える
ということを考えると、動画でのドラム学習って「エレドラ」の練習としては有効なのではないかということ。
最近特にコロナでドラムが叩けなくてエレドラの需要が増えてるかと思いますが。
エレドラはそこまで音を出すことにシビアではないので、動画でフレーズを学んだり、大まかなフォームを学んだりするのは有効な使い方ですね。
これを生のドラムに応用するときは「太鼓の鳴らし方」や「身体の使い方」を学ぶ必要がでてくるのですがね。
その辺は当ブログでもたくさん書いているので、よければ見てみてください。
おわりに
というわけで今回は「動画でドラムを学習すること」について書きました。
「動画はエレドラの学習に役に立つ」と書きましたが、エレドラに慣れすぎると普通のドラムに戻りにくくなるので、その辺のバランスはご注意を。
ではでは。