初心者の方にもオススメしたいドラム動画をご紹介!

はじめに
さて今回は最近レアなドラムのお話。
今回はステイホームのお供にドラマーの方にぜひご紹介したい動画を発見したのでご紹介。
それはご存知ドラマー界の重鎮・村上ポンタ秀一さんのライブ裏のドキュメント。
面白いもので今から遡ること、15年ほど前ポンタさんの教則DVDを買ったのですが。
当時は「すごいなー」くらいの感想だったんですけど最近になってようやく内容が咀嚼できるようになってきたんですね。
つまり「物事の真理」って「一見簡単そうなこと」なんですけど、「一見簡単そうなこと」って実は難しいってことです。
法律にしても、規則→命令→法律→憲法となっていくにつれて解釈がむずかしくなっていくのと似ているような感じですかね(合ってるかな?)
で、話がそれたんですけどドラムを始めたばかりの方にとってはこの動画の内容は表面的な事しかわからないかもしれないんです。
それでも何年後かに「そういうことか!」と気がつくような、そんな味わい深い動画だと思います。
逆にいうと今知っておくと今後の演奏の伸び代が大きく変わってくる動画かなと。
もちろん中級ドラマー以降の方には「目からうろこ」の部分もあるのではないかと思います。
動画の時間も11分とサラッとみれる長さなので、今回は印象にのこった部分を抜粋してご紹介。では本題に。
ドラムを燃やした話
動画から引用。
昔モータウンの曲を練習していた時に「音符としてはやってた、ドドッドン パンッ」て。でも自分は「ドゥドゥッドゥン パッ」って言いたいわけよ
という一節(ポンタさんは頭に来てドラムを燃やしたことで叩けるようになったそうですが…?)
ドラムを始めたことはもちろん音符を追っていくので精一杯かもしれませんが、「音符は同じでも歌い方は十人十色」というところがドラムの一番の魅力なんですね。
もちろんドラム以外の楽器でも言えることなんですけどね、私も20年以上ドラムを叩いても全く飽きないし、「自分はもうある程度叩けるようになった」と微塵も思えないのもこれなんですね。
またこの辺の話を理解する時に「使えるな」と思ったのが、「クラシックのピアノ曲を一曲に絞っていろんなピアニストの演奏を聴いてみる」ことはめちゃくちゃドラム耳を養うのにはいいと思います。
クラシックの音符の方がバンドなどの音符より指定は細かいのに「ここまで弾く人によって曲がかわるのか!」ということが分かりますよ。
ベースはいらない!?
また引用。
「(一緒に演奏するのに)ベースはいらない、歌とやるのが一番好き」
という一節。(でもそういうのはそれでいいんだよ!とおっしゃってますが。念のため)
これを単に「そうか、ベースっていらないのか!」と理解するのはちょっともったいないのかな?と思いまして。
過去記事にも書いてきましたが、ドラムと近いパートってボーカルだと思うんですよね。
それはフィジカルに直結したパートなので、身体の使い方、呼吸、間の取り方などなど…。
なので、過去記事にも書いたようにドラマーは歌も歌えるようになっておくと本当にいいと思います。
ちゃんと叩くなよ!
また名言でました。「ちゃんと叩くなよ、これから上手いドラムなんかいらねーから」というMC中のお言葉。
これも一見すると「上手いドラムはいらない」というのを「打ち込みもあるし、パソコンでいくらでも修正できるし」ということなのかな?と思いましたが。
私の解釈で考えると「ドラマーなんだからこう叩くべき、みたいな考えにしばられると、その他大勢の個性のないドラムになるぞ!」ということなのかもしれないなと。
これって「守破離」でいう「離」の段階かな?とも思ったんですけど、名手のドラマーって「守」の段階からすでに突き抜けているような感じもありますよね。
なのでこれは「守」の段階から意識しておいてもいいのかなと思います。
おわりに
というわけで今回は動画のご紹介でした。
楽器って真面目な人ほど「誰かのコピー」とか「上手いけど響かない演奏」とかになる可能性があります。
なので日々の練習と並行して「どうやって”誰かのコピー”を脱却するか?」ということも考える必要はありますね。
まぁこれってすごい難しんですけどね。でもそこが楽器の奥深さですね。
よければご参考までに。ではでは。