ドラムのオンラインレッスンやYouTube動画で学べないことはあるのか?

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「オンラインでのドラム学習だと学べないこと」です。
コロナが流行ってからオンラインのドラムレッスンやYouTubeなどの動画を見てドラムを学ぶ人も増えたのではないかと思います。
もちろんオンラインだとコスパもいいし、感染リスクもありません。
しかしオンラインだとどうしてもわからない大切なことがあるんです。
これがわからないとドラムの上達に結構影響すると思ったので今回はご紹介したいと思います。
なお対象としては初級者の方に是非オススメしたいものとなっております。
では早速本題に。
結論→オンラインだと音量がわからない
最初に結論をいうと「オンラインのドラム学習だとドラムの音量がわからない」ということです。
オンラインで音を聴くときはボリュームは自分で調整できてしまうので、ドラムはどのくらい大きな音を出すべきなのか?ということが全くわからないんです。
これがエレキギターやベースだとアンプのボリュームをひねれば大きい音がでますが、ドラムにはボリュームが付いていないので分からないということなんですね。
ではなぜ「適正な音量を知る必要があるのか?」ということを次に書いていきましょう。
音量につられて音色が変わる
ドラムは大きな音を出すと、それにつられて「音色」つまり音のトーンも大きく変わります。
つまり音量を上げていくと、音もつられて明るくなっていくんです。
もちろん小さい音量で音のトーンを変えることもできるのですが、それはちょっと中級者向けの話なので今回は触れません。
何が言いたいかというと大きいとを出すことで、音色も明るくなるということをまずは体感する必要があるのです。
これは言い換えると、小さい音でしか叩いていないと「モヤッとしたソフトな音」しか出せないということなんですね。
音量につられて身体の使い方も変わる
次に大事なのが、身体の使い方です。
ドラム初心者でいきなりドカドカと爆音を出す人は少ないです(いたらそれは天才の部類でしょう)
そうするとどうしても「恐る恐る叩く」音の出し方が癖として身についています。ただこれも仕方ないことでもあります。
なぜなら都市部に暮らしていると常に「大きな音を出したら周りの人に迷惑がかかる」という強い思い込みに縛られているからです。
このマインドをオンラインのドラム動画だけをみて打ち破るのはかなり難しいんです。
人間は、強烈な体験をするとそれまでの思い込みが一気に書き変わってしまう性質もあります。
ドラムで爆音を出す人が身近にいるとそれにつられて、自分の音も大きくなっていくものなのです。
どうすれば適切な音量を学べるか?
とはいえ、対面でのレッスンは時間・お金・労力がかかります。
私の立場的には単発のレッスンでもいいので受けることをオススメしますが、それもちょっと踏み切れないときは、ライブハウスでのプロドラマーのライブを見るといいと思います。
(最近は徐々にライブも再開しているようですしね)
アリーナやホール級の大きな会場はマイクを通した音しか聴こえないので全く勉強にはなりません。
ぜひ身近でプロドラマーがどれだけ大きい音を出しているのか?を体験することをおすすめしますね。
おわりに
というわけで今回はオンラインレッスンで学べないことをご紹介しました。
補足で言っておくと、ちょっとばかりチューニングがマズくても爆音で叩くとそれなりにキレイな音で聴こえてしまいます。
もちろんソフトなタッチも大事ですが、「ドラムを爆音で叩くこと」は一度は通るべき道かなとも思います。
もちろんこれも力任せではなく、脱力しての爆音ですけどね。
よければご参考までに。
ではでは。