ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

初心者が知っておきたい「ドラム練習のバランス」とは?

 
  2019/06/07
WRITER
 
天秤
スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事を書いている人 - WRITER -
ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
詳しいプロフィールはこちら

はじめに

今回はドラムのお話。今回は「練習のバランスをとる」というテーマで行きましょう。

天秤

ドラムに限らず楽器の練習って、どうしても「これだけの時間やったから上手くなるはず」という「練習時間」で満足しがちですが…。

 

特にアマチュアの場合は練習に十分時間をかけられない人も多いでしょうから、効率を常に考えると良いです。

ドラムの練習についてはこのブログでも度々書いてきましたが、ドラムの練習と一口に言ってもいろんな「種目」があります。

 

そしてそのいろんな練習の「バランス」についてはこれまでに書いてこなかったので、今回ご紹介しようと思います。

つまり簡単に言うと「練習の種目は偏らないほうがいい」と言うことを今回お伝えしたいなと。

なので今回は「練習はしているけどなかなか成果が出ない」「どうやって連取すればいいかわからない」といったドラマーのご参考になればと。では本題に。

 

結論→練習にはバランスがある

まず結論として「練習のバランスをとる」ということが大事かなと思います。

先ほどドラムの練習には「種目」があると書きましたが、これは以下のように分類されます。

 

①基礎的な個人練習

②曲をスマホとかで流して合わせる個人練習

③人と合わせる練習

④ジャムセッション

 

…いかがでしょうか。「あ、これ最近やってないな…」というものはありましたでしょうか。ざっくりというと、理想は「これらをまんべんなくやる」のが良いです。

 

ただそうは言っても「ライブ本番が近い」などといった差し迫った事情があるときは練習が偏るのは仕方ないと思いますが、特に何もないときはこれらをまんべんなくやることを心がけていくといいと思います。

 

後は大事なことは、各練習の違いを知っておくことが大事かなと思います。

その中でも今回は若干紛らわしいもの、つまり

✔︎②と③の違い

✔︎③と④の違い

についてご紹介します。

 

②と③の違い

まずは②と③の違い、つまり「スマホとかで曲を流してそれに合わせて叩く練習と、実際のバンドメンバーと一緒に曲を演奏する」ことの違いですね。

 

これはバンドやセッションに参加せずに一人でドラムを日々練習している人に陥りがちなことなんですが。

 

「曲を流して合わせる練習」と「生身の人間と合わせる練習」は全く違います(これはめちゃくちゃ大事です!!)。

 

そしてドラムの練習で大事なのは確実に後者の「生身の人間と合わせる練習」です。これは以前も書きましたが、音楽の本質は究極的に言えば他人と「イッセーのせ」のタイミングを合わせるという行為です。

 

なので、既存の完璧に仕上がっている曲に合わすのは、生身の人間との「タイミングを合わす」ということが一切できません。

 

まぁ「音源を流したドラムソロ」や、「曲を流してそれに合わせて叩く」というパフォーマンスを目的としている場合は②の「曲を流して合わせる練習」は有効的だとは思いますが。

 

ちょっと余談ですが、「じゃぁ打ち込みを流してなおかつバンドメンバーと合わせる場合はどうするの?」と言うことですね。

これは打ち込みと生演奏の両方に気を配らないといけないので難しいです。なので今回は詳細については割愛します…。

 

③と④の違い

そして③と④の練習の違いつまり「生身の人間と既存の曲を合わせること、ジャムセッションで合わせること」の違いです。

 

ちなみにジャムセッションとは「曲の大まかな構成のみ決めて後はアドリブで曲をその場で合わせていく」というものです。(ジャズの中間部の演奏スタイルはまさにこれ)。つまり、ドラマー的には「叩くことがすでに決まっている」のか「アドリブでその場で考えて叩くのか」と言う違いになります。

 

結論としては、既存の曲を叩くときもドラムの場合は「多少の余白は残しておいたほうがいい」と私は思います。

 

例えば、自分の好きなアーティストのライブのドラムを聞いた時に「あれ、CDと違うぞ?」というフレーズがあったということはないでしょうか。

 

これはドラマーが決して間違えているわけではなく、「一打一打の叩き方を100パーセント決める」ということをすると、ライブの活き活きとした感じがなくなり演奏が硬くなってしまうという部分があります。

 

ちなみにライブが上手いボーカリストは「フェイク」と言って歌うメロディをその場で即興で変えたりしますが、それの「ドラム版」ですね。

なので、「100パーセント完璧に間違えないこと」が大切なのではなく少しは余白として自由な部分を残しておくことが重要なんです。

 

そんな時にその残した余白の部分に、とっさに格好いいフィルインやフレーズを叩ける力というのは、「ジャムセッション」をひたすら繰り返すことで磨かれます。

なので、セッションに付き合ってくれるバンド仲間は是非とも大切にしましょう…!

 

終わりに

というわけで今回は「練習のバランスを取る」ということをお伝えしました。

 

ドラムの練習って「自宅でパッド練習をして」→「曲をコピーして」→「オリジナル曲を練習」というステップというイメージがあります。

 

それは確かにそうなんですけど、そのステップの間に今回ご紹介した「練習のバランス」について考えてみると確実にレベルアップに役に立つと思います。ではでは。

この記事を書いている人 - WRITER -
ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
詳しいプロフィールはこちら
スポンサーリンク




スポンサーリンク







- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© とあるドラム講師のブログ , 2019 All Rights Reserved.