ドラムで速い曲が叩けないときは…「脱力」の他に〇〇が必要!

はじめに
今回はドラムのお話。
今回は「脱力を頑張っているのに速い曲が叩けない」という方に向けて「圧をかける」というキーワードでお話していきたいと思います。
詳しくは順にお話しますが、要は「脱力だけできている状態だと速い曲が叩けない」ということが起きてきます。
なのでそんなときなこの「圧をかける」ことをしっかりイメージすることが大事かなと思います。…とこれだけ書いても何のことやら?というところだと思いますので早速本題に。
結論→ゴムホースの口を抑えて水を遠くに飛ばす感じで
今回の結論としては「圧」をかけないとドラミングのエネルギーは流れていってしまうということです。この例えとして今回は「水圧」を挙げます。
ちょっといい画像がなかったのですが、ゴムホースで水をピューっと遠くに飛ばす時に口をキュッとつまむあの感じです。
もしくはこの男性のように水をピューっと飛ばす時に口をすぼめると思いますが、このイメージが必要なのです。
つまり何が言いたいかというと、水を遠くに飛ばすには、水の出口に圧をかける必要があるということです。
これを踏まえて先に進んでいきます。
なぜ「脱力」だけではだめなのか?
まずドラムの大前提は「脱力」です。
これは簡単にいうと無駄な力みを抜いてリラックスして叩くことです。(100パーセント脱力したらイスから転げ落ちますのでその辺はご理解を笑)
これができるようになるとゆっくり目の曲はとてもリラックスして楽しく叩けます。ただしこの状態でスピードを上げていくと、だんだんと「アレっ?」となってきます。
つまり脱力だけだと、ドラムのエネルギーの「入り口と出口」であるところの「足のつま先と腕の指先」にかかるエネルギーの流れが素通りしていってしまうのです。
ちょっとザックリしたお話になりますがドラムを叩いているときは常にエネルギーというか「気」のようなものが身体を滞りなく循環しているイメージです。
その時に理想的には、足のつま先と手の指先ではエネルギーをためて放出するようなイメージを持った方が良い。ということです
エネルギーの入り口と出口に圧をかける
ということなので、特に今回のテーマである「速く叩くコツ」ということについては、エネルギーの出口である指先のところで一度「圧をかける」ことをしないといけないわけです。
この「圧」をかけないと手の指まで流れてきたエネルギーがそのままスティックへと流れていくので、速い曲を叩こうとするとスピードに追いつかないわけです。
これが、先ほどの水の例えでいうならば、水の出口を狭くすることで水圧がかかり水に勢いがつくわけです。
スティックは握ってはいけない
じゃあ具体的にどうするのか?ということですが、絶対ダメなのがスティックを握りこむということ。
これは力の流れに圧をかけるというよりかは、流れをせき止めるのと同じです。なので、手の指先まできた力の流れに圧をあけるときはその時だけ指を張ります。
ここが紛らわしいんですけど、握りこむのではなく一瞬張るわけです。文字だとうまくお伝えできませんか一瞬叩く時にピンと張るわけですね。
こうすると足のつま先から流れてきたエネルギーがスティックに移る時に圧をかけることができます。圧がかかると勢いがつくので、速い曲でもそれなりのボリュームで演奏することができるわけです。
おわりに
今回はちょっと難しい話でした。結論「水が勢いよく出る仕組みをイメージしよう!ということなのですが、イメージしてなんか変わるの?と思う方もいるかと。
ただ、イメージするということは身体の使い方が変わる事につながります。
身体の使い方が変われば当然演奏も変わるということですね。
と、いうことなのでこうして身近なものからもいろんなヒントをもらえるということがお伝えしたかったわけです。ではでは。