「体力がない」「運動神経がない」というドラマーに向けて…ドラムと「スポーツ」の関係

目次
はじめに
今回はドラムのお話し。テーマは「ドラムとスポーツ」です.
私事ですが最近また引っ越して、近所にいいジムができたのでウェイトトレーニングを再開しました。おかげで私は寒いのが大嫌いなのですが今のところ今年の冬はやり過ごせてます。
なのでやっぱりウェイトトレーニングは大事ですね。ただ過去記事でも書きましたが、ウェイトトレーニングは力みの原因になるのでドラマーとしては多分やりすぎると良くないということも考えないといけないんです(まぁやりすぎるほどの時間作れないから心配はないけど…)。
で、話がそれましたが今回はドラムとスポーツの関係を私の経験から書いていきたいと思います。
私は球技は卓球以外完全に大嫌いだし、スキルも人並み以下で酷いものですが、ドラムと健康のためと割り切って笑、なんとか自分が取り組めるスポーツを大人になってからはじめてきました。
なので今回はこのような方に向けて…
✔︎「自分は運動神経が悪い」と思ってるドラマー
✔︎「自分が体力がない」と思っているドラマー
こんなことをお話しできればと。
✔︎ドラムをやる上でスポーツは必要?
✔︎スポーツはドラムにどんな効果があるの?
では本題に。
結論→スポーツは「補助的に」必要
私個人の結論ですが、さっき書いたようなお悩みを持っている人はスポーツを補助的にやるといいと思います。
反対にドラムに必要な運動機能や体力をドラムだけでつけようとするのはあまりオススメではないです。
ドラムというのは多分他の楽器よりも体の負担的には楽な楽器だと思いますが、これはある程度脱力ができるレベルになってからの話しです。
そのレベルににたどり着くまでにドラムだけで運動機能や持久力をつけようとすると身体に負担がかかってしまうという理屈なんですね。
というわけで、超絶にスポーツ嫌いだった私が、大人になってから始めた種目の順番にドラムとの関連をお話しします。
①ドラムと「ランニング」
ランニングも膝に負担がかからないようにゆっくり走るのがいいです。この時に骨盤が後ろにならないようにしっかりと立てて走ることを気をつけます。
ランニングをすると心肺機能、脚力、体幹が鍛えられますので特にメタルドラムのようなずっと大きい音を速いスピードで出し続けるドラムには必須ですね。
ランニングの過去記事もいくつか書いてきましたのでよければどうぞ。
②ドラムと「筋トレ」
ポイントとしては、筋トレをして「ドラムを叩く力」をつけようとは思わない方がいいです。前も書きましたがドラムに必要な筋肉はドラムでつけるのがベスト。
では筋トレはなんのためにやるのか?というと、ウェイトの軽い人がウェイトを上げる、もしくはやせないようにするのが目的かなと(筋トレをすると胃腸が鍛えられてお腹が空くので)。
ある程度ウエイトがあれば、脱力して叩けばそれなりの音量は出せますのでご安心を。
③ドラムと「合気道」
合気道はドラム的にはかなりオススメです。(空手とかだと怪我のリスクがあるのでちょっとスポーツ上級者向きかなとは思います)
なぜかというと合気道をやるとドラムをやる上で必須な「身体の連続性」と、「身体を張る感じ」が習得できます。
ちょっと聞きなれない言葉だと思うので、補足しておきますね。
「身体の連続性」
ドラムは脚でペダルを蹴り上げた反動で身体に「波」を起こし、それを末端のスティックに伝えるという仕組みで演奏されています。
これはスティックを持つとわかりにくいので、素手の合気道の方がわかりやすいのです。
「身体を張る感じ」
後はドラムで強い音を出すときに使う感覚で、これも合気道と似てます。あくまで「つかむ」とか「握る」とかではなく、「張る感覚」が大事なのです。
④ドラムと「ヨガ」
ヨガは全ての動作に呼吸が伴います。もちろん合気道や他のスポーツももそうなんですけど、ヨガは細かく丁寧に呼吸について学びます。
ヨガの動作は基本的にゆっくりとした動作です。私が思うに動作と呼吸を合わせるにはまずはゆっくりとした動作の方が理解しやすいですね。
過去記事でもドラムと呼吸のお話は書いてますが、ヨガをちょっとでもかじってみると「なんでドラムには呼吸が大切なのか」ということがわかるかなと思います。
おわりに
というわけで私のスポーツ遍歴を交えて書いてきましたが、最後に一言でまとめるとドラマーは身体を定期的に動かしておいたほうがいいということですね。
普段全く運動しないで「ドラムだけ上手く叩こう」というのはちょっと大変なので。身体の運動のスイッチを入れておくという感じですかね。もちろん休めるときはしっかり休めてメリハリをつけることも大切ですが。ではでは。