ドラムが上手くなりたい人のためのブログ

ドラムで大きい音を出す練習をする前に「タイミング」を取る練習をしてみよう

 
  2021/04/17
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スティック
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この記事を書いている人 - WRITER -
ドラム歴20年以上。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。シンプルライフが大好きなミニマリストでもあります。
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はじめに

今回はドラムのお話。

日々レッスンをやらせてもらっていて感じたことから書いてみようかと。

 

今回は「ドラムを始めたてのドラマー 」に向けて書いていきたいと思いますが、キーワードは「タイミング」です。

 

ドラムを練習していると「大きい音が上手く出せない」という問題に悩むことがあるかと思います。

 

もちろん大きい音を出すコツもありますが、それは順番的にちょっと後のお話なんです。

というわけで「ドラムで大きい音を出そうとする前にやるべきこと」を書いてみたいと思います。

では本題に。

結論→まずはタイミングを取ること

ドラマー

今回の結論は「まずはタイミングを取るということ」です。

 

ドラムはシンバル類と太鼓で構成されていて、シンバル類は頑張らなくても大きい音は出やすいです。

 

「バスドラム」と「スネアドラムやタムタム」を大きい音で叩ければまずはOKなんです。

 

しかし、いざやろうとしてもなかなか大きい音は出ない。

単発では出せても、曲になると自然と小さくなってしまう。

こんなことがよく起こります。

 

そこでまず取り組むのが「タイミングを取る」ということなんですね。

なのでもう少しこのお話を掘り下げていきます。

タイミングを取るって?

この「タイミング」というのは正確にいうと「リバウンドを正確にキャッチするタイミング」です。

リバウンドについては過去記事でも書きましたが、ドラムに限らずモノは叩けば跳ね返りがあるということですね。

 

では今回はバスドラムとスネアドラムにおける「タイミングの取り方」を書いてみます。

①バスドラム

まずはバスドラムです。

バスドラムはペダルを踏んで鳴らすわけですが、ペダルを踏むとビーターが跳ね返ってくるわけです。

その跳ね返る途中に次の音を出そうと足を下ろしてしまうと、大きい音が出ません。

 

かといってビーターがたっぷりと跳ね返るのを待ちすぎると、バスドラムのタイミングが遅くなってしまいます。

つまり「早すぎず遅すぎず」のタイミングを探っていく感じになるわけです。

 

タイミングが取れないと「もっとしっかりと踏み込まないといけないのかな」と焦ってしまい

足に無駄なリキみが入ってしまうんですね。

なので、まずはタイミングを探っていくことが大事です。

 

このタイミングがうまくつかめてから、今度は音を大きくするために自分の足の重さを乗せていく事を練習していくことになります。この順番が大事になってきます。

②スネアドラム

お次はスネアドラムです。

スネアドラムはスティックで叩くものですが、理屈はさっきのバスドラムと同じです。

 

ここでのポイントは「スティックの持ち手の動き」ですね。

過去記事にも書きましたが、スネアドラムを叩くとスティックの持ち手はこのように下がります。

スティック

そして重力によって再び上がります。

スティック

この上がる途中にうまく腕の重さを乗せると、力まなくてもそれなりに大きい音が出ます。

逆にこのタイミングを逃すと、手首で大きい音を出そうとしてしまうのでマメができたり腱鞘炎になってしまったりするということなんです。

最初は小さい音で

ドラム

というわけなので、何がいいたいかというと「最初は小さい音で練習した方がいい」ということなんですね。

 

この「小さい音でタイミングをとる」感覚が身につかないままに大きい音を出そうとすると、リキみが生まれて怪我になったり出す音も「耳に痛い音」になってしまいます。

 

なのでバスドラムでもスネアドラムでも小さい音である程度感覚がつかめたら、身体の重さを乗せて大きい音を出す練習に切り替えていくといいかと思います。

 

特にコンディションの悪い日ってこの「タイミングがうまくとれない」状態なので、そういう日はまずは小さい音で練習して、自分のベストな感覚を思い出すようなウォーミングアップをした方がいいかなと思います。

おわりに

というわけで、今回は「タイミング」についてのお話でした。

ドラムはどうしても「パワーを出す」イメージが強いですが、それはまずは「タイミング」が取れるようになった後のお話しです。

 

そして「パワーを出す」というのもリキむのとは違うということです。

音量不足にお悩みの方はまずはこの辺の解決に取り組んでみてはいかがでしょうか。

ではでは。

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