ドラムと「音楽の流行り」の関係を理解すると…なりたいドラマー像が見えてくる?

はじめに
今回はドラムのお話しですが、お悩み解決系の記事ではなく私の思っていることをただ書いてみようと思います。テーマは「ドラムと音楽の流行り」ということです。
なので今回は直接お役に立つスキルとかは紹介しませんが、一つの考え方を提供したいと思います。ということなので完全に私の私見ですが、今後練習の方針を立てる上で何かの参考になればと。
では本題に。
ドラムは「お得な」楽器?
これまで数えきれないいろんな曲をコピーしてきましたが、やっていて思うのは「ドラムはお得である」ということ。
つまりどういうことかというと、ドラムは音楽の時代時代の流行りにあんまり影響されないパートなんですね。つまり一度リズムやフレーズを習得してしまえば、他の曲にも応用が効きやすいんです。
まぁメロディが出せない打楽器なんで当たり前といえば当たり前なんですけどね笑。ただ「ここにあぐらをかかないほうがいいですよ」ということも同時にお伝えしたいです。
要するに「最近の曲をあまり知らなくてもそれなりに叩けてしまう」という状況になりやすいので、最近の曲も聴いたほうがいいです。特に音作りなんかは時代によってガラリと変わるので、自分のドラムに取り入れられるところは貪欲に取り入れていきましょう。
ドラマーと音楽の流行り
とはいえ、ドラムのフレーズも時代の流行りはあると思います。これも書き出すと長くなりそうなんで簡単にいうと「今は昔の曲よりも細かく、多ジャンルになっている」ということです。
だから「昔よりも難しくなっている」というわけではないです。難しさというのは譜面に書けないものもいっぱいあるのでそこは比べようがないからです。
なんか月並みな意見ですが、今は昔と比べて教材の情報量が比べ物にならないほど増えたので(昔は本当に教則本当付録のCD、あとビデオだけでした)、いろんな要素を取り込みやすくなったのは言うまでもないですよね。
自分の好きなドラマーを持とう
というわけなので、「情報量が多すぎて逆に何をしていけばいいの?」状態になるドラマーもいるかと。ここでミニマリスト的な意見なんですけど、「情報は捨てることが大事」ということです。
つまりドラマーであればある程度放っておいても情報は入ってくるので、「何をやるか」と同じくらいに「何をやらないか?」も大事になってきます。
その時の判断基準を持つ方法として「自分の好きなドラマーを持とう」ということです。ただ過去記事では「好きなドラマーの真似をすると劣化コピー見たくなるので良くない」と散々書いてきましたが、その話とはちょっと別のことです。
なのでこの場合は好きなドラマーを何人か持っておくといいんですけど、そうすると自分のなりたいドラマー像の「傾向」がつかめてきます。
その「傾向」を考えた時に、大量に入ってくるドラムの情報を、その「傾向」を基準として「これは必要」「これは今はいらない」と選別できるということなんです。
だんだん話がずれてきましたが笑、この時にオススメしたいのは自分の好きなドラマーもいろんな年代のドラマーを持っておくといいですね。
「最近のドラマーは手数が多いだけで個性がない」と言ってしまうのは簡単ですが、仮にそう思ったとしても「じゃぁ昔のドラマーの個性ってなんだろう?」「手数を増やして個性って出せないのかな?」とか色々と学ぶことはあると思います。
終わりに
というわけで今回のお話をまとめると…
✔︎ドラムは他の楽器と比べて時代の流行りがそこまで色濃く出ない
✔︎でも時代の流行りは研究しておいたほうがいい
ということでした。まぁドラムはあくまで「曲ありき」なので、そこはお忘れなく!ではでは。