ドラムのウォーミングアップで気をつけたいことは?

目次
はじめに
今回はドラムのお話。テーマはウォーミングアップについてです。
以前にこんなツイートしました。
ドラムを叩く時は「ドラムを5割くらいのパワーで叩いて身体をあたためる」作業は必須かと。これをしないでいきなりフルパワーで叩くと「うまく叩けない→焦って無理をする→凹む」という負のスパイラルに陥ります笑。#ドラム #ドラムレッスン
— Hazime (@kah35sx) June 6, 2021
ドラムは生身の人間が叩くものだし、フィジカルの要素がかなり強い楽器です。
なので、ウォーミングアップについてはしっかりと取り組んだ方がいいのではないかと。
特に、日によって上手く叩ける時とそうでない時の落差が大きいドラマーには必須のお話だと思います。
そいうわけで本題に。
結論→ドラムを使ってウォーミングアップを
結論は「ドラムを叩くウォーミングアップ」を取り入れよう、ということです。
ウォーミングアップで思いつくのが、ストレッチなどのいわゆる「ドラムを使わないウォーミングアップ」ですが、これだけだと不十分ということです。
つまり毎日長時間ドラムを叩くドラマーでない限りは、ドラムを叩くウォーミングアップを取り入れた方が絶対いいわけです。
ちなみに私の場合は、ライブの様にフルパワーで叩く前以外は、結構ストレッチはやったりやらなかったりと適当なんですが…。
ドラムを叩くウォーミングアップは毎回取り入れる様にはしています。というわけで以下でこのお話について深掘りしていきたいと思います。
ドラムを使ったウォーミングアップのメニュー
まずドラムを使ったウォーミングアップについて。ポイントとしては以下の二つです。
- 全身の運動を意識する
- 手首と足首をほぐす
というのもドラムはとにかく全身の連動が大事です。
自宅でのパッド練習で圧倒的に不足するのがこの練習なのです。
もちろんドラムは日常動作の自然な動作の延長にあるのですが、ドラムに特化した感覚を思い出す必要があるということなんです。
なので、オススメはバスドラムとハイハット で一定のパターンを演奏しながら「シングルストローク、ダブルストローク、パラディドル」などを叩いてみるといいです。
この時のポイントがいくつかありますのでご紹介。
①最初はゆっくり弱い力で
目的は演奏ではなく、あくまでウォーミングアップです。
なのでここでは「演奏」という感覚は忘れた方が良いので、最初は必ずゆっくりのテンポかつ弱いパワーで大丈夫です。
その代わりに、身体の使っている部位とか手足にかかってくる反動をどうやって逃すか?など考えたり感じたりしてやってみてください。
②左足も必ず使う
ドラムは全身運動なので、このときに必ず左足も動かします。
シングルペダル専門のドラマーであれば、必ずハイハットペダルも組み込んだパターンをやりながらスティックの練習をします。
ツインぺダルのドラマーはツーバスのパターン(この場合はシングルストローク一択でしょうか)を踏みながらになります。
特にメタルの曲はいきなりフルパワー&ハイスピードで叩くと身体に負担がかかります。必ずほぐしてから本気を出す様にしましょう笑。
③足首をほぐすには?
これは中級者用のウォーミングアップですが、両足でサンバキックを踏みながらステッィクを動かすと足首がほぐれて「ドドッッ」という速い2連打が踏みやすくなります。
*自分で動画を撮っていないので今回はこちらを拝借します…。
そこそこキツイ練習になりますが、これは是非オススメな練習です!
バンドリハーサルの時は?
最後にバンドリハーサルの時はどうするか?です。
要は、他の人が音出ししている時にドカドカ叩くと「うるさい人」になってしまいます笑
なのでちょっと工夫します。
そもそもドラムがうるさい原因としては「スネアドラム」「シンバル」といった高い音が出る楽器のためです。
なので足は弱めに踏みつつ、スティックの練習にはハイハットをカチッと閉じたままハイハット で全てのパターンを叩きます。
(ツインペダルの時は仕方ないので、ハイハットを閉めっぱなしにしてやります)
こうすることで他のメンバーに「うるさい」と言われずにウォーミングアップができます。
おわりに
というわけで今回は、ドラムを使ったウォーミングアップのご紹介でした。
やっぱり身体をほぐさないと、自分の実力以下のプレイとなってしまう危険性もあるし、そうなると歯痒い思いをすることになってしまうので、メンタル的にもオススメなわけです。
ギタリストやピアニストも引く前には「指慣らし」をするのと同じだと思っていただければいいかなと。
よければご参考までに。ではでは。