服装と奏法のアンビバレントな関係①~ドラマーは服の制約が多いです~
今回はドラムの話ではなく服の話を。と思ったら、結局ドラムの奏法の話も書けたので、記事として挙げてみました。さすがに何も着ないで叩くわけにもいかないので笑、服装をネタにドラミングについてたまには考えてみるのもいいかなと思います。
以前に、この記事でドラマーならではの(練習も本番もどっちも含めた)服の選び方の難しさを書きました。
私も昔ドラム以外のパートをつまみ食いしていたころ、ドラム以外のパートでバンドに所属していたこともあるので思い出してみると…やっぱり、バンドの楽器でいえば立って演奏するパートの方が服は格段に選びやすかったです。さほど服選びに関して抜きんでたセンスが無い私は長年この問題に悩まされ続けてきました。
というわけで何が問題なのか?について考えていきましょう。
なお、いつも通りこれは完全に私の主観なので悪しからず…
【まず…問題点】
①暑い!!
とりあえずドラムは運動量が多いのでドラムを叩き始めるとすぐに暑くなります。それなので長袖はあまり実用的ではなく、どうしても半袖や七分丈の服を選びがちになります。
また、ジャケット系は窮屈に感じます。これは、ドラムを叩くときは肩甲骨を開く、つまり背中の表面積を広げるようなイメージで張ったような感じにしている(これは非常に大事なテーマなのでそのうち別記事で書こうかと)なので、もともとそのような動きに適していないジャケットは不向きなわけです。
②袖やブレスレットが引っかかる
ドラミング中のスティックの動きで一番大事といってもいいのは、スティックの根元の先端というかお尻というか、持ち手側の動きだと思います。それなのでそこが袖やブレスレットに引っかかると困るわけです。あと私は演奏中は意識レベルを覚醒時より少し落としているので、(何のことかわからい方はこちらの記事をどうぞ…)
ちょっとでも些末なことで注意がそれることは結構な死活問題なわけです。それなので腕には何もつけないのが好きです。
③スキニー系のパンツが窮屈
これもなかなか深刻な問題です。後で書きますが、スキニー系のパンツは全身のシルエットというか身体のラインにアクセントを与えて、かつドラミングに向いているとされるを細めの靴とも合わせやすいのですが、細かなバスドラムの表現を要するときには不向きといわざるを得ないでしょう。
バスドラムの踏み方ってすごく奥が深いわりに、名人とされているドラマーのバスドラムの画像をみると軽くつついているようにしか見えないし…ということでこれは人に習うなり古典力学を勉強したりするしかないのですが、それでもザックリというならば、「空手の蹴り」と「バスケのドリブル」を足の裏で同時にやるような感覚だと思います。
というわけで空手やバスケをやるときに腰回りがぴったりとしたパンツでやるのを想像してもらえればわかるとおもうのですが、大層やりにくいですね。
というわけでこのまま書くとまた長くなりそうなので…続きはまた次回に。
ではでは。