ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

「ドラムマニアができたらドラムは叩けるのか?」という動画から学べること

 
  2020/05/27
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ドラムセット
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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はじめに

今回はドラムの話。先日こんな動画を見つけたので私なりに思うところを書いてみようかと。

www.youtube.com

内容をざっくりご紹介すると、「ドラムマニアが上手い人が、初めて本物のドラムを叩くとどこまで叩けるか?」というものです。

 

で、コメント欄を見てみると…「ドラムマニアがいくらできても生ドラムは下手」という批判派と、「下手って言っている奴は何様だと」いう擁護派に別れているようですが。

 

単に「上手い下手」の二極化した議論で終わらせるのはとてももったいない。

 

実際に初めてドラムに座ってここまで出来るのはすごいと思うし、この動画にはドラムの習得のヒントがいろいろ詰まっているのではないかと思います。(ちなみに私はドラムマニアは全くできません笑)。

 

というわけで…今回はドラムを独学で始めたばかりで、「自分の練習はこれであっているのかな?」、とお悩みの方のお役に立てればと思います。では本題に。

 

とりあえずドラムに必要なのは「音色」と「手順」

ドラムセット

ドラムを始めたばかりの段階を考えてみると、エイトビートってそんなに速いテンポでなければ割りとすんなり叩けてしまうんです。

 

なのでその次の段階は何か?と考えた時に、次なるステップは「音色」と「手順」なのではないかと思うのです。

 

なので以下でちょっと細かく考えてみましょう。

①音色:

これはドラムを叩いた時にどれだけ綺麗な音が鳴らせるか?という音色の問題。

 

もちろんドラムのチューニングや、機材の値段など、ハードウエアの問題も大いに関わってきますが、「モノを叩く時にどうやったら無理な力を使わずにいい音を出せるか?」ということなんですね。

 

なので、究極的にはその辺に転がっている箱を叩いてもいい音が鳴らせる様になるといいと思います。

 

②手順:

実際の曲はずっと同じリズムパターンのみを叩いてれいればいい曲はほぼありません。

 

まぁポリスの「見つめていたい」みたいなシンプルな曲もたまにありますが…。

 

なので、ある程度エイトビートが叩けるようになったら、「リズムパターン同士の切り替え」や、「リズムパターンからの切り替え」など、瞬間的なパターンの切り替えが出来ることが必要となってきます。

 

これは音階のある譜面として演奏が表記されるギターや鍵盤にはない、ドラム特有の「頭と身体の使い方」なのではないかと思います。

 

…というわけで初級者がステップアップするにはこの2つの課題が出てくるのではないかと思います。

 

で、話を先ほどの動画に戻して、「ドラムマニアが上手い人はこの2つの課題をクリアしているのか?」ということを考えてみたいと思います。

 

「手順」について

まずは手順ですが、この動画を見ると…初めてドラムを叩いた状態で、かなり複雑な曲を叩いていますが、手順はしっかり終えていると思います(これには私も驚きました)。

 

なので、ドラムマニアが上手くなるとドラムの手順を追うということは出来るようになるということがわかります。

 

「音色」について

動画をご覧いただくと、やはりドラムマニアに特化した叩き方…つまりドラムマニアは極端な話、スティックで触れれば音が出るので、リスト(手首)で叩いている動作になっています。

 

なのでここからわかることは、ドラムマニアの様な「電子ドラムのみを鳴らす」のと、「実際の生ドラムを叩く動き」は本質的に違うということがわかります。

 

実際のドラムを叩く動きは腕を例にとっても、腕の付け根である肩甲骨から腕全体を使って動かしているので。

 

以上を踏まえて…この動画から学べる事

以上を踏まえてわかったことは、ある程度リズムが叩ける様になってきたら、次の目標としては、「手順の切り替えと適切な音色の出し方」を練習すると良いのではないかということがわかります。

 

で、ここからが結論なのですが…ドラマーの練習ははとにかく練習時間も場所も、金銭的な制約も大きいので、スタジオに入ってこの2つ(音色と手順)をを両方やるのは効率が悪い。

 

そこでスタジオでドラムを練習する前に、手順は家などで練習しておくと、スタジオでの練習は「ドラムをいい音で鳴らす」ということに時間を使えるのではないかということですね。

 

とはいえ、自宅での練習用の電子ドラムはまだまだ高価なので、手順だけ覚えるなら、この様な練習パッドのドラムでも十分だと思います(ただしドラムの音は出ないので、面白みには欠けますが)

 

おわりに

というわけで今回はドラムマニアを題材に、ドラムの上達の過程で必要なプロセスを考えてみましたが。

 

楽器の上達って、人間の脳や身体の仕組みと大いに関係があるものだと思うので…今回この様な、ある意味人体の不思議を考察できるような貴重な動画をアップしていただいて感謝です。

ではでは。

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