無免許ドラマーの悩みとミニマリズム④~備え付けのペダルを上手く使うコツ~
前回の記事で、スナッピー(スネアの裏面の細い針金の束みたいなやつ)について書くのを忘れましたが…これは改めてどこかで書きます。
そして、今回は前回の続きです。
ドラムセットのもうひとつ要の…ペダルです。
私も以前は毎回自分のペダルを持ち歩いていましたが、スティックしか現場に持っていかなくなってからは
「備え付けのペダルをどう使うか?」
についてあれこれ考えました。
そして最終的に出した結論が
「壊れていなければなんでもよい」
ということでした(笑)
これだけだとなんか自暴自棄になったみたいですけど、言い換えると
「どんなペダルでも使えるようになったほうがいい(ただし壊れていなければ)」
ということなのです。
とはいえ私もこれまでいろいろなペダルを試してきました。
ペダルを変えるだけでバスドラムの音が急に厚く重くなることも承知してます。
なかでもやっぱり…DWの9000シリーズはいいですねぇ。
しかし、毎回これを運ぶのに費やすエネルギーを考えると…
レンタルペダルでどうにかできたほうがいいのではないかと思うのです。
では、ある程度「どんなペダルでも使える状態」とは…そう、
「ペダルと足の構造を理解している状態なのです」
この辺の詳しいお話はまたの機会ということで…今回は具体的に
「じゃぁどうすればいいか?」ということです。
ツインペダルを使っている方も多いかと思うのでまずは右足のペダルからですが、
まずは、ビーターの角度は45°位がベストのようです。
角度を取りすぎると足の甲にドカドカ当たって痛いし、角度がなさすぎるとバスドラムの音が十分になりません。
そして次は、スプリングの張りですが、私の経験上
「多少張る」
程度が良いようです。スプリングを全く張らない状態だと足がかなり疲れると思います。
この程度の調整なら普段のリハーサルスタジオでも短時間でできます。
自信がなければ、それだけのために個人練習に入ってあれこれやっても損はないです!
この2つをある程度守れば、レンタルのペダルでもある程度はなんとかなります。
そして、左足のペダル。
これはなかなかレンタルだとうまくいかない!という人もいるかと思います。
まず踏んでいくうちにどんどんずれていったり、セッティングして踏んでみると、
ペダルボードの裏が
「カチッ」
と当たってどうにも気持ち悪かったり。
まぁその辺はペダルボードをガムテープで固定するなり、ティッシュをかませたりして凌ぐしかないのですが…
私がお伝えしたいのは、レンタルのツインペダルでしっくりこないときは
「ビーターの角度を左足の方を多めにつける」
ということでしょうか。
それで何故これが有効かというと、要はドラムを叩くときは左右の足は均等に踏ん張らない、むしろ左足の方を踏ん張ったほうがいいので…
その結果、多少ツインペダルの左足の張りが強くなってもある程度は大丈夫だと思うのです。
ではなぜ左足の方を踏ん張ったほうがよいのか?
これについては次回の「パルス」の記事でもう少し明らかにしたいと思います。
てな感じで長々と書いてきましたが、私が伝えたかったのは
「レンタルできるものはレンタルして、あとは演奏に集中しよう!!」
ということですね。
ついでに、ギタリストやベーシストはなかなかレンタルというわけにもいかないので、準備に時間はある程度かかってしまいます。
(毎回レンタル楽器で凌ぐツワモノは未だに会ったことがありません笑)
それなのでドラマーはとっとと準備や片づけをしたら、他の人のを手伝ってもらえると、きっと喜ばれますよ。
ではでは。