ワンパターンになりがちな「3点セット」で個性を出すには?
はじめに
今回もドラムのお話。「テーマは3点セットで個性を出すには?」です。
これはつまり、3点セットって太鼓とシンバルの数が必要最低限なので、なかなか「誰が叩いても同じ→自分の叩く意味ってあるの?」と悶々としているドラマーに向けて何かのヒントになればと。では本題に。
究極をいえば…ドラムの名手になること
まず結論からいえば「ドラムの名手」レベルにならないと3点セットで明確な個性をだすのは難しいかもしれません。(逆にいえばだから「名手」なんですね)。
名手と言われるレベルになると、タイム感(タイミングの取り方)と音色(叩いた時の音)が唯一無二のレベルにまで昇華されているので…たとえ1万円のドラムセットを叩いてもその人のドラムにしてしまうほどの説得力があります。
ただそうはいってもドラマーであれば「今すぐにでも自分の個性を追求したい」と思うのは当然なところ。なので私の失敗も含め、現時点での結論をお話しできればと。
機材を個性的にする
いちばん手っ取り早いのが「機材を個性的にする」こと。要はスネアドラムを変則サイズ(13インチの深胴スネアとか、胴が浅いピッコロスネア)にするとか、小さいタムやシンバルををつけるとか、パーカッションを組み込むとか。
ちなみにお勧めの変則サイズのスネアはやっぱりこれ。コスパ抜群です。
この様に機材を個性的にするとリハーサルスタジオでは「個性派ドラマー」な気分になるんですけど、小さいライブハウスでは不思議とそれ程の効果はない…というか見ているお客の側の印象にはさほど残らないようです。
…つまり、これが私の過去の失敗談です笑
コンビネーションフレーズを使う
次は演奏面。3点セットのデメリットとしては、「フィルインがいつもワンパターン」ということが挙げられます。なので、バスドラムと他の太鼓を絡めた「コンビネーションフレーズ」を自分のものに出来るとグッと他の3点セットのドラマーと差がつけられると思います。
コンビネーションフレーズはディヴウェックルの様なフュージョン系のドラマーが多用しますが、ロック系のインストにも効果抜群。(歌ものだとちょっと叩きすぎな感じかな?)。というわけでこちらの動画を拝借させていただきます。
www.youtube.com…ただなめらかに組み込むには結構難しいので要練習ですが。難しいゆえにあまり使える人の比率は少ないと思います。
バンド全体のライブ映像を見る
もう一つは、「見た目」。これはなにも衣装を凝るとか、ムキムキになるとかいう話ではなくて。自分が叩いたバンドの動画をみて、自分がドラマーとしての存在感を出せているか?というところかなと。
とても抽象的な話であり、「じゃぁどうすればできるの?」という事なんですけど、それは人によるので、画一的な解決策はよくわかりません笑。ただ意外とドラム以外の処にヒントがあるかもしれません。
おわりに
というわけでこの問題自体結構奥深い問題なので、今回はさわりていどしか書けなかった感がありますが。やっぱりそこがギターや鍵盤と違ったドラムならではの難しさなのかなと思います。
ではでは。