ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

ドラムスティックを選ぶ時のあれこれ④~AHEADのスティックのメリットとデメリット~

 
  2019/01/22
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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【というわけで前回からの続きです】

まずうすうす気づいていたのが…

「金物(シンバル)をたたいた時の音が鈍い」ことでした。

ほんとは動画でお見せしたいのですが…スティックが手元にないのです(汗)

では、「鈍い音って何?」ってことなんですが、

わかりやすくいうと、アヘッドのスティックでたたくと

「もわ~ん」とした音ですね(わかりにくい…)

逆に木のスティックでしっかりとシンバルとたたくと

「ピキーン!!」

とした音がするのです。

「するのです」と書いてしまいましたが、実際はシンバルの音って

「もわ~ん」とか

「ピキーン」とか

「シャリーン」とか

いろんな音が混じっているわけです。

これはシンセサイザーやDTMをやっている人ならおなじみの

「倍音」「周波数スペクトル」

というお話ですね。

ドラマー界隈だとこのことを

「太鼓の鳴り」

「シンバルの鳴り」

という表現を使うことの方が多いようですが、この「周波数スペクトル」のお話は知っておいて損はないと思います!

(というわけでこれについてもまたの機会に…)

まぁこれも人それぞれの好みだと思うんで、

メタルとか、その他爆音・ラウド系の音楽をやるなら、アヘッドのステッィクでシンバルたたいても、

トリガー(つまり音をパきっとする機械)とかで加工する分にはそんなに気にならない場合もありますがね。

ただ私がやってる今のバンドは曲中の中に、いろんなジャンルの曲の要素が出てくるので、

…特にジャズやボサノバ、ラテンのリズムをたたくときは

「何かシンバルの音が気持ち悪いなぁ…」

と思いながらやっていたわけです。

そして、それにちなんだことでもう一つ、気になっていたのが

「リムショット」の音がどうしてもきれいに出せません。

「リムショット」というのは、スティックをひっくり返して持つところでスネアの端っこをたたく

「カツ、カツ、カツ…」というあれですね。

以前に書いたようにアヘッドスティックはプラスチック(?)製のカバーでおおわれているのでその部分でリムをたたいても鈍い音しか出ません。

なのでスティックを握る部分でたたいてみると、そこの材質は金属(合金)になっていて、リムも金属…つまり金属と金属がぶつかるので

「カチンッ」

という細い音しか出ないのです。

そして最後に決め手となったのが…「ドラミングのフォーム」の問題です。

アヘッドのスティックを使った自分のライブ映像を見ていて、自分のたたき方について気になった部分が…それは

「なんか木のスティックを使っていたころより素人臭いな」

という感覚でした。

もちろん、当時はまじめに(笑)日々練習していたので技術は向上していたはず。

では何が原因だったんでしょうか…?

それは以前に書いたアヘッドステッィクの最大ともいえる長所の

「先端が重い」

ということでした。

では先端が重いと何が起きやすいのでしょう?

そう、それは知らず知らずのうちに手首でスティックを振り上げる癖がついてしまっていたのです…つまり手先でドラムを演奏していて、身体全体があんまり動いていなかったから「素人臭い」ドラミングのフォームになっていたというわけです。

しかも、私はBMI(Body Mass Index…肥満の指標)では「痩せすぎ」に分類される体型。

ウエイトの軽いドラマーは身体全体の重さをうまく利用しないとウエイトの重いドラマーには悲しいかな到底かなわないのです。

つまり、極端に言えばウエイトのある程度あるドラマーって、手先だけでスティックを振っているように見えてもしっかりと音が出せてしまうのです。

(黒人の恰幅のいいドラマーの動画なんかを見てもらえばその辺がよくわかると思います)

というわけでアヘッドスティックの特徴をつらつらと書いてきましたが…

「ある程度(まぁBMIで標準体重くらいでしょうか?)のウエイトのドラマーで、ラウド系の音楽のみやっている方なら、ぜひぜひおすすめです!!音が劇的に変わります」

ということでしょうか。

逆に、「ウエイトの軽いドラマーで、いろんなジャンルの音楽をやっているドラマーにはちょっと向いていないかな…」と自分の経験を踏まえ思った次第ですね。

というわけでまた何か思いついたら書こうかと。

ではでは。

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