「リズム感がないからドラムが出来ない」は本当なのか??

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「リズム感」です。
ドラムをこれからやろうと思っている人、もしくはドラムを始めたばかりの人はこぞって「リズム感ないからドラムできるか不安で」と言います。
でもこれってよーく考えてみると、言葉の矛盾が起きていたりするんですよね。
なので今回はこのことについて深掘りしていき、少しでもドラムを始めることへのハードルが下がれば、と思っております。
では本題に。
結論→リズム感は後からつけるもの
今回の結論としては「リズム感は後からつけるもの」ということです。
さっき「リズム感ないからドラムできるか不安で」という言葉を取り上げましたが、改めて考えてみましょう。
これって「生まれつきリズム感がある」→「ドラムの練習を継続することができる」
という理屈ですね。
じゃぁ「ドラムの練習」ってそもそも何か?というと「リズム感を養うこと」だったりします。
(他にも身体の使い方とかもやりますが)
ただもう少し突っ込んで考えると、「自分は生まれつきリズム感がないから、ドラムの練習を始めてもリズム感を身につけられるか不安」
ということかもしれません。
確かに、道端で歌ってる外人とかみると天性のリズム感を見せつけられる感じで気後れしてしまいますが…この「リズム感」という言葉が誤解を生んでいると思います。
ではこのリズム感とは一体何なのか?
リズム感って?
「リズム感=〇〇です!」とは一言では言えないんですけど、超絶にザックリいうとこんな感じ。
- 拍にちゃんと合わせる能力
- 拍にちゃんと合わせた上で音楽的に「ずらす」能力
「1」ができれば初級者が卒業できて、「2」については死ぬまでの追求ということになります。
①に関しては、筋力とか運動能力はあるに越したことはないですが「動きが脳にインプット」されていれば小さい子どもでも余裕でできるお話です。
つまり、「拍にちゃんと合わせる動作の練習」こそがドラムの第一歩なんですね。
リズム感はギターにも歌にも必要
ちなみに、リズム感はドラム以外の楽器にも必要です。
ギターのリズム感がないと右手の動きがぎこちなくなるし、歌のリズム感がないとどんどん前のめりになります。
ただ、ギターや歌は「音階(つまりメロディ)」がありますので、リズム感がなくても何となくできてしまっている様に聴こえるので、そこまでリズム感が重視されないのかなとも思います。
終わりに
というわけで今回は「リズム感」という言葉について考えてみましたが、もう一回まとめると、ドラムを練習することそのものが「リズム感の練習」ということなんです。
もちろん生まれつきリズム感を持った人もいるかとは思いますが、リズム感は練習で身につくものだということをいいたかったわけです。
ただし、中級から上級という修羅の道(!)に踏み入れると、「リズム感ってなんだ?」とか「自分はそもそもリズム感あったのか?」とか、ふたたび迷宮に入る時期がくるかもしれません。
まぁそこまで続けられる人はあまりいないので、これからドラムを始めようを思う方はあまり気にせず、お気軽に楽しくはじめてみてください!
ちなみに今回「良い記事書けた!」と喜んでいたら偶然にも一年くらい前に同じテーマで書いた過去記事を発見しました笑。
ただそこではちょっと別の切り口で書いているのでよければ合わせてどうぞ。
もちろん結論は同じですよ!笑。これが違っていたらやばいですからね。
ではでは。