ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

ドラマーはバンドの中では「何に」合わせているのか?

 
  2019/01/26
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

ちょっと今回はドラムの話…ではあるのですが極めて抽象的なお話をしたいと笑。それは「ドラマーはバンドで叩くときにどこに合わせているのか?」というテーマです。
 
 
まずよく言われるのが同じリズム隊であるベースに合わせるということですが…もちろん最初はそれでいいと思いますが。
 
バンドにはベース以外の音も鳴ってるわけですね。
 
なので徐々にその「ベースを聴く」段階から全体を聴く方向にシフトして行けると、よりドラマーらしい役割が果たせて、演奏もまとまりのあるものになってくると思います。
 
それなので今回は①「バンドの音を聴く」側面と②「バンドの音を聴かない側面」の2つに分けてお話ししたいと思います。
 
つまりどういうことかというと、「ドラマーはバンドの指揮者的なポジションなので、バンドの演奏の時にはバンドの音”だけ”を聴いていればいいのか…?」というと、どうやらそうでもないということですね。ではまた前置きが長くなりましたが本題に行きましょう。
 
 
①「バンドの音を聴く」側面
一口に「音を聴く」と言って色んな側面があります。なのでちょっと場合に分けてリストアップします。
 
a)曲の中でその時その時の目立つ部分を聴く
 
これは過去記事ではゲシュタルト心理学を例にお話ししましたが、「聴き手の耳に残る=曲の中で目立つ部分」です。例えばキメとか、目立つメロディーとか、ギターソロとか…なので目立つ部分はドラマー的にもきっちりズレないように聴く必要があります。
 
 
b)音全体を聴く
 
a)と逆の話のように聞こえますが、「音全体を聴く」ことも同時に行うのも大切かと。これは「あえて曲中の目立つところを聴かない」ことでバンドの音をある一点(ステージであればお客さんの耳)に着地させるためです。なのでa)とb)の「結局どっちなの?」ということですが、「両方」ということですね。
 
 
c)今やっている曲のアレンジが正しいのか聴く
 
更に欲をいうと、編曲家的な「このアレンジで正しいのか?」ということについても聴けると良いですが…これはドラマーだけの役割というわけでもないので(多分バンドのリーダの仕事かな笑)、頭の片隅に置いておくといいと思います。
 

 

②「バンドの音を聴かない」側面
これが今回の本題ですが、目指すところはこの「バンドの音を聴かない」というところかなと。
 
 
私は合気道を習っていたのでその例えでお話しすると、武道の技をかけたり受けたりするにはお互いの呼吸を合わせる必要があります。
 
 
これも非常に抽象的な話なのでなかなか説明しづらいのですが、誤解を恐れず簡単に言えば…「相手が押したらこちらが引く、こちらが押したら相手は引く」
ということかなと思います(合気道の”合気”もこれを意味していて、見えない”気”を出すことではありません…)。
 
 
実際にバンドの場合は武道と違って相手の身体に触れなくて音で呼吸を感じるので、「押すだの引くだの」は目には見えないんですけど、音でこの「合気」を感じるようになると演奏も一層楽しいし、グルーヴも活き活きとしてくるのではないかと思います。
 

終わりに

というわけで今回極めて抽象的なお話を書きなぐった罪悪感が多少あるのでもう一度まとめると、まずは「曲の目立つ部分」をきっちり聴くことから始めて…徐々に音を聴かずに「気で合わせる」段階を目指していけるといいのかなと思います。

こんな抽象的な話が書けるというのもドラムという極めてフィジカルな楽器の面白さかなと思いますね。ではでは。

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