ドラマーがベースを「かじってみる」とわかる2つのこと
2020/04/27

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はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「ドラマーもベースをかじってみよう」ということで、最近この手の話ばかり書いておりますが、ドラム以外の楽器から学べることは本当にたくさんあるわけですね。
ただこれは何も「マルチプレイヤーになれ」とか、「全部手を出したら器用貧乏になるんじゃないの?」とかいう話ではなく…あくまでメインはドラムにおいて、他の楽器はかじる程度で大丈夫です。
というのも何度もこちらで書いてますがドラムだけやっているとどうしても「叩く、叩かない」の2パターンの思考で考えがちです。
しかし実際はそれだけだと、いくら技術をあげても上手いドラムにはなりますが…「また聴きたいドラム」にはなりにくいわけです。
前置きが長くなりましたが、今回はベースについて考えみたいと思います。では本題に。
結論:音の長さを意識するようになる
よくベースは「リズムと音階がある楽器」の中間なんて言われますがまずベースを学ぶことの最大のメリットは音の長さを意識するようになる、ということかなと。
つまり同じリズム楽器でもベースは弦楽器なので、例えば同じ音符でも「ブーン」と伸ばしたり、「ブッ」と短く切ったりできるわけです。
ではこれがドラムとどう関係があるのか?というと、特にロックやポップスのドラムはジャズドラムと違い、もともと音が短くなるようになっています。こちらを見比べてみてください。
上がジャズ、下がポップス系の動画を拝借しましたが、ジャズドラムのほうが音楽の特性上、ドラムの音が長くなるように作られていることがわかるかと思います。
なのでジャズドラムよりポップスやロックドラムのほうが音の長さを意識しにくいのですが、ベースをやってみるとこの感覚が変わります。
ベースはギターよりはじめやすい
とはいってもドラムしか楽器経験のない方は、いきなりベースを始めるのに抵抗があるかもしれません。
しかしベースはコードがない分ギターより始めやすいです(もちろん極めるとなると、どっちが優しいとかは比べようがなですが)。
あとエフェクターがなくても弾けるのでそこも始めやすさのひとつですね。
最近は本当に楽器の値段も安くなったので、ちょっと試しに買ってみる感じだと意外とヤマハのベースがコスパはいいかなと思います。

ベースが弾けることのさらなるメリット
そして更にベースが弾けることのメリットは、ドラマーという立場を俯瞰してみれるということ。
これはどういうことかというと、だれか自分以外のドラマーと一緒にスタジオに入りベースと合わせてみるとドラムにベースを合わせるということが肌感覚で感じられます。
これはつまり「ベースはバスドラムのちょっと後ろに置く」なんてことをよく言われますが、頭ではわかっていても、実際に自分がベースを弾いてみるとこれが体感できるわけなんですね。
おわりに
ということでもう一度ざっくりとまとめると、「音の長さが理解できるようになる」「ドラマーを俯瞰して観れる」ということがベースをやるメリットですね。
まぁいきなり買わなくてもスタジオでレンタルして弾いてみるのはお勧めします!ではでは。