スタジオやライブハウスのドラムをレンタルすることのメリットとデメリットについて

はじめに
今回はドラムのお話。先日の過去記事ともつながる内容なのですが以前にTwitterでこんなやりとりをみました。
それは「ミニマリストのドラマーは楽器を持たないから楽器への理解が乏しいのでは?」という指摘です。これに対して「いやいや、もっと機材がどうこうとか言わずに気軽に音楽を楽しんだ方がいい」という意見がありました。
私としてはどちらも正解だと思います。つまりミニマリストドラマーの良いところは「スティックさえあればどこでも気軽に演奏できる」ところであり、ミニマリストドラマーの悪いところは「楽器の理解が深まらない」ということだと思います。
先日の記事でも書きましたが、「演奏だけ追求して音は二の次」という姿勢だとある段階で演奏のレベルは止まってしまいます。
そこでその解決策として、「リハーサルスタジオで高い楽器をレンタルしよう!」と何度も書いてますが、これまでは話がそこで終わっていたので、具体的に「どこのスタジオでどのように楽器の音を追求していくか?」についてお話していきます。
もちろんドラムをはじめたての頃は演奏のみを頑張っていいんですけど、ドラムを一年以上コンスタントに続けていて、かつ自分の「ドラムセット」を持っていない人には参考になるであろう大事な話ではあります。
ただ東京限定の話になるので都外の方はすみません…では本題に。
高いドラムは何が違うのか?
高いドラムと安いドラムの違いというのは要は「倍音の違い」なのですが、ちょっとこの説明では難しいので簡単に噛み砕いて説明します。
ただドラムというのは太鼓とシンバルでできているので、分けて説明します。
①太鼓類
これは簡単にいうと、高い楽器は低い音が出ます。この低い音はもちろん耳でも聴こえるのですが、それだけでなく「ドゥーン」というような身体に響くような音です。
まず安い楽器は低い音に限界がありますし、楽器を鳴らし切ることができないレベルのドラマーだと、低い音をコンスタントに出し続けるのは至難の技です。
②シンバル類
逆にシンバルは値段の高いシンバルだと高い音が出やすくなります。これも安いシンバルをぶっ叩いた時にでる耳に痛い音ではなくて心地よい高い音ですね。
さらに高い音だけでなくいろんな高さの音が出るので、ある程度表現力があるドラマーにとっては叩いていて楽しいのです。
どこに行けばあるのか?
そして、どこに行けばあるのか?と言うことですが、東京だとスタジオノアが一番いいです。ある程度の大きな駅の近くにはあるしドラムセットごと置いてあるのはお得です。スネアドラムも無料でいろいろなメーカーのを借りれるし。
ただ、残念なのはシンバルは高いのは置いてません。シンバルは割れやすいのでまぁ仕方がないです。
「そういうお前は高いシンバルをどこで叩いたんだ?」というツッコミを受けそうですが私の場合は、自分がレッスンを受けていた時期にスクールで沢山高いシンバルを叩くことができ、その時の体験は確実に財産となってます。
というわけなのでお金に余裕がある人はハイハットかライドシンバルを買って、たまに持ち運んで使ってみるといいですね。壁に立てかけておけばそんなに場所とらないし、まぁミニマリスト的にも許容範囲なのではないかと思いますが。
おわりに
というわけで今回は概論だけになりましたが、ミニマリストドラマーのための記事でした。
最後に誤解を招きやすいので補足しておくと、「高いドラム=素晴らしい」ということを言いたかったわけではないです。つまり「ドラムは値段によってどんな音の特性になるのか?ということを研究すること」の大切さを言いたかったわけです。
それが「良い演奏とは何か?」と考えた時の答えにもなると思うので。今年最後の記事になりましたが今年のご観覧いただき感謝です。良いお年を!