ドラムセットの要の…ハイハットのセッティングのコツ

はじめに
今回はドラムの話。テーマは「ハイハットのセッティング」について。
結構前にこちらに寄稿した記事のpvが好評だったように、ハイハットに関心を持っている方は多いのではないかと思いまして。
最近またいろいろ書きたいことがでてきたので…久々に今思うところを書いてみようかと(なので決して過去記事の焼き回しではありません笑)。では本題に。
ハイハットのペダルのセッティングについて
まずはちょっとマニアックな話ですが、ハイハットのペダルについて。
ハイハットは足で踏む楽器なので、開閉用のペダルがあるわけですが、この時のコツというか注意点としては、ペダルを踏んだ時に床に接触しないようにする、という点です。
これはなぜかというと、ハイハットのペダルを踏んだ時に床についてしまうと、自分の身体の重みが、床にも分散されてしまうのです。
つまり、ハイハットペダルに限らずですが、「自分の身体の重みはなるべくたくさんドラムセットだけにかける」ことを心がけると、効率のいいドラミングができます。
ハイハットの「開き具合」について
ハイハットは2枚のシンバルを上下に合わせた楽器ですが、このシンバルの開き具合にもいろいろ気をつけたいところ。
メタルなどのツーバスの曲の時は私はスレスレに近ずけています。
これは両足共にバスドラムのために使っているのでハイハットを叩いた時に、あまり間隔が開いていると(つまりハイハットオープンの音)「もわーん」とした音になるのですね。
反対にワンバスの曲、つまり左足がハイハットのペダルを踏むことのみに使える曲の時は、ちょっと開き気味の方が、音色の幅が広がるのでおススメです。
ハイハットのシンバルの高さについて
次はハイハットのシンバルの高さ。
もちろん体格は個人個人違うのですが、ハイハットシンバルの位置を高くすると、スネアを叩く左手の振り幅を大きく取れるので、メタルをはじめとするラウド系の大きい音を出すジャンルにはやりやすいです。
ただハイハットを高くすることのデメリットとしては、あまり繊細な表現には適さないという部分があります。
ハイハットは感覚のバロメーター
最後にちょっと補足。過去記事でも書いてますがドラムを練習することって、リズムやフレーズを「耳」で覚えているだけでなく「身体感覚」としても覚えています(これはドラム暦関係なく)。
そしてその身体感覚の大部分を占めるのがハイハットともいえます(なぜならいっぱい叩くので)。
何が言いたいかというと、ハイハットが慣れないものに変わると、調子が狂うわけです。なのでハイハットは自前のを持ち歩く方が絶対いいんですけど(逆に言えばライブハウスで自前のハイハットを持ち込んでいるドラマーは上手い人が多い)。
このブログはミニマリストの ブログですので、あくまで「ハイハットは持ち歩かない」というジレンマがあるわけです笑。
そんな時は無理していつもの調子を出そうとせずに逆に割り切ってしまう方がいいと思います(下手に叩くという意味ではなく、表現力は多少犠牲にしても仕方ないということですね)。
おわりに
というわけで尽きることのないハイハットの扱い方ですが、「調子のいい時はハイハットなんか何でもよい」みたいなマジックも起きるわけでして…この辺がドラムの難しさであり奥深さですね。
ではでは。