ドラムを叩くミニマリストのドラムレッスン

ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。ときどきミニマリズムの話。

ドラム

ライブ本番で焦らないために…ライブ本番のときに注意したい「音のマスキング」について

投稿日:2018年5月6日 更新日:

はじめに

今回は少々間が空きましたが…前回の続きです。前回はいつも寄稿させていただいているスタジオラグさんのブログの記事の内容にちなんで「音のマスキング」の話を書きました。

ちょっと話はそれますが…こちらスタジオラグさんのブログの編集長の中尾さんとのやりとりはこれまでメールのみだったのですが(私が東京在住なのでなかなか京都まで行けず)、先日ついにお会いしてお話しする時間をとっていただきました。とても気さくな方で楽しいひと時をすごせました。

ということで閑話休題。今回のテーマは前回の続きの「マスキング」について。その中でもライブとレコーディングの話を少々。わりと今回の元ネタは私の経験上の話なので、普遍的な話ではないかもしれません。

しかし、ある程度ライブとかレコーディングとかをこなしだすと「自分の音は聴き手にどう聞こえているのか?」と気になりだす時期に入ります。

つまりなにが言いたいかというと、「個人練習では良い音出せているのに…ライブの録音聴くとなんかドラム良く聴こえないなぁ」と、そんなときにこの「マスキング」について意識していると、そこから抜け出すきっかけになるかなと。

ライブハウスのリハーサルは「ラフに」やろう

ライブをやるにはリハーサルスタジオでリハーサルをして、ライブハウス本番を迎えます。そしてその本番の前にまずステージでリハーサルをするわけですが。

普段のリハーサルスタジオとは条件(会場の音響やドラムセット)がちがうので、当然「マスキング」のされかたも変わります。場合によっては、リハーサルスタジオではバッチリだった音の聴こえ方も、ぐちゃぐちゃに聴こえることもあります(これ意外と多かったりします…)。

要はなにが言いたいかというと当日のリハーサルでは「何となく叩いていてしっくりこない状態」になることが多いかと。ただあくまでリハーサルは「ラフに」やるべきものだと思います。(手を抜くのではなくて…わざと雑にやる、みたいな)

ここでやめた方がいいのは「自分が緊張しているから、音の聴こえ方が悪いのか?」という思考。確かに普段の慣れ親しんだリハーサルとは環境は違いますが、それはそれで「会場も楽器も違うし…」と割り切ったほうがいいでしょう。

【スポンサーリンク】

 

ライブハウスの本番も「叩いた感触」を大切に

次は本番。本番はお客さんが入るので、お客さんの服に音が吸収されます。なのでいくらリハーサルで完璧な音の聴こえ方であっても本番になるとまた変わります。これが先ほど「リハーサルはラフに」と書いた理由です。

そしていざ本番が始まると「自分の音は客席に聴こえているのか?」という不安がよぎります笑。これはつまり、前回も書きましたが特にギターやシンセがガツガツ鳴るバンドだと、自分のドラムがパワーダウンしたような錯覚に陥るわけです。

つまり何が言いたいかというと、リハーサルスタジオでもライブ本番でも自分の音がバンドの音にマスキングされて何となく「叩いているような気がしない」ことになることはあるということ。

なのでそんなときは、前回も書きましたが「ドラムを叩いた時の感触」がライブ本番でも大切うという事です。これは抽象的ですいませんが決して「力任せに叩いて手首に反動を感じる」ということではなく、「ドラムの太鼓全体を鳴らせている感触」のことです。

おわりに

ということでいろいろ話がとっちらかりすいませんが、要するに「耳だけを頼りにしない」ということが言いたかったわけです。

つまり、会場の音響や他の人の音、曲のジャンルなどでマスキングのされ方は変わります。そんな時はどうしても耳だけに頼ると周りの環境に左右されてしまうので。

耳以外に「ドラムを鳴らせている」という感覚(五感でいえば触覚でしょうか)を日々探ってみるといいかなという事ですね。

ではでは。

スポンサードリンク




スポンサードリンク




-ドラム

執筆者:

関連記事

ドラミングにおける顔の「表情」について

今回はドラムのお話。テーマは呼吸法。おそらく全ての楽器において呼吸法は非常に大切なことだと思いますが、フィジカルな要素が強いドラムでも切っても切れないものではないでしょうか。 以前にもドラミングと呼吸 …

ドラマーが歌えることのメリット②~カラオケでドラム上達!?~

前回は、「ドラミングの表現の最終目標は呼吸」というテーマではじめましたが、 具体的にどうすればいいのか?というところで終わりました。 それは…「カラオケ」です。 私事ですが実はほんの2年位前まで歌うこ …

ドラミングにおける身体の「末端」は…「指」であるお話

はじめに 以前に過去記事で、「ドラミングと指の関係」についてお話ししましたが、今回はこのお話を別の切り口から考えてみましょう。   私も下手の横好きでよくカラオケに行きますが、どうやら歌とドラミングの …

ツーバスを速く踏むコツは…「足の裏でペダルをドリブル」

今回もドラムのお話。テーマは前回に引き続き「バスドラの鳴らし方」のコツについて。今回はさらに的を絞って「ツーバスを早く踏むには?」というテーマで行ってみましょう。 というのも「ツーバスを早く踏むには走 …

時間の3種類の概念について~クロノス・カイロス・イーオン~

今回は音楽概論的なお話と、ドラムの話少々。 先日に東京・代官山のここのライブハウス、 豆風ライブハウス 代官山「晴れたら空に豆まいて」 にジャズミュージシャン・文筆家の菊池成孔氏と精神科医の名越康文氏 …