ドラムを叩くミニマリストのドラムレッスン

ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。ときどきミニマリズムの話。

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ドラムの「音」をたまには忘れて…「音」を消して動画を見てみよう

投稿日:2018年7月28日 更新日:

はじめに

今回もドラムの話。テーマは「ドラムの出音と身体の動き」というものでいきましょう。

というのも、練習熱心な人ほど、「ドラムからどんな音がでているか?」という「音」に関心が行ってしまいがちですが…そもそも「身体が動いて」→「音が出る」という順序なので。

「どうも自分の出したい音がでない…」とお悩みの方は一度「音のことはきれいさっぱり忘れて」…動きについて考えてみるのも有効な方法のひとつかなと。では本題に。

演奏動画を音を消してみてみる

まずお勧めしたいのが、「ミュージシャンの動画を音を消してみてみる」という練習です。

これは一流と呼ばれているミュージシャンの動画も大切ですが、初心者ドラマーくらいのアマチュアのドラマー動画もぜひ見てみるといいと思います。

(ここであまり上手い下手だのと書く気はありませんが…アマチュアの方はどうしても手先で叩いている動きの方が多く、体全体を使っていない動きなので逆に参考になるかと思います)

で、先ほど「音のことはきれいいさっぱり忘れて」と書きましたが、どうしても動画を見ていても音が出ているとその音(聴覚)のほうにどうしても意識が取られてしまうので…この「動画を音を消してみる練習」はそういった意味でとても役に立つ練習だと思います。

「で、見てどうするの?」ということなのですが、いくつか見るべきポイントを次節にてご紹介。

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音を消して見てみるポイントとは?

①足元:なかなかバスドラムの影に隠れてしまうことが多いですが、見るべきポイントは「上手いドラマーに共通する、すごく軽くバスドラのフットボードをつついているように見える動き」。

ただ自分で実際にやってみるとわかりますが、結構な力の流れをあつかっている、つまり動画で見るだけとはかなりの差があることがわかります。

②手首:手首の使い方はは結構ドラマーによっては諸説あるようですが、どの上手いドラマーに共通するであろうことは「握りこんでいない」こと。

ただその他の細かいことは演奏するジャンルや、そのドラマーの出す音によって違ってくるのでその辺の違いも参考になると思います。

③首~肩回り:これもどの上手いドラマーにも共通して言えることは首や肩周りってグルーヴを出すのにとても大事な部分ということ。

ただ体格や骨格によっても違うので、「この人、動かしていないみたいだけど…?」などどいろいろ考えてみるのもいいかなを思います。

自分の動画からも学ぶ

最後にもう一つ。ちょっと身体の使い方の話からはそれますが。自分の演奏している動画も(特にライブ本番)音を消してみてみるといいと思います。

要は「映像で見ただけだと、その時に感じている体感のほんのわずかな部分しか分からない」ということです。

これは例えば遊園地のアトラクションを映像だけ見ているのと実際に乗ってみたときの違いだったり、格闘技をやっている(やっていた)場合は動画で見ているだけのときと実際に自分がやっているときの違いだったり。

つまりライブ本番って自分的にはものすごい体感に巻き込まれているので「さぞかし激しくドラムをたたいているだろう」という感覚になってますが。

動画で見返してみるとさほどでもなかったりするので、ライブのショー的な部分を考える(つまりドラムの動きで魅せたい場合)と自分の動画からも学ぶことはあるわけですね。

おわりに

というわけで、今回のまとめを一言でいうと「耳で聴こえる音にだけ引っ張られないようにしよう」ということでしょうか。

つまり「音を消して動画を見る」という方法はあくまで方法のひとつなので、身体の使い方ありきの「音」ということが常に意識できていればいいかなと。

ではでは。

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-ドラム

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