機材車を持たないドラマーが、ドラムの機材を買う「順番」について考えてみました

目次
はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「機材車を持たないドラマーはどこまで自分の機材を持つべきか?」そして「機材をどの順番で買っていけばいいか?」というテーマです。
もちろんドラマーは全部自分の機材だったらめちゃくちゃやりやすいし、全部借り物だったらやりにくい。
では「その中間はどうか?」ということで…今回は車ではなく電車で機材を運ぶドラマーに向けて書きたいと思います。
ちなみにバスは余白のスペースがないので…「ドラムスティックのみ」という究極的なミニマルな装備以外の時はおススメしません。機材を持ち込むと地獄です。
どうにかして電車を(予算あるときはタクシー)乗り継いでいきましょう。では本題に。
まず、必要なものと不要な物にわける
どうしても楽器屋を歩いていると、「あれも欲しい、これも欲しい」という物欲にかられて色々欲しくなりますが心を鬼にして、まずは無くても困らないものを選別しましょう。
以下にリストアップしてみました。
必要なもの
・スティック(できれば4〜5ペアは欲しい)
・フットペダル
・ハイハット
不要な物
・小さいタム
・ハイハット以外のシンバル
・ドラムに取りつけるタイプのパーカッション
…という感じでしょうか。特に小さいタムは頑張れば運べてしまうので、私も一時期、小口径のロートタムがどうしても欲しくなりました。でも買ってません笑。
そして次に「必要なもの」の中で更に順位をつけてみます。
絶対に必要なもの→フットペダル
これは備え付けのバスドラムのフットペダルはコンディションがイマイチなのが多いということがあります(まぁ一昔前よりはマシになりましたが)。
他には「ドラムの演奏の要はバスドラムである」ということ、また「ある程度のコツをつかむまでに”独学で”備えつけのペダルを使い続けると変な癖がつきやすい」と、いうことからもまずは自分のペダルを買うことをお勧めします。
本当はdwのペダルがお勧めですが、予算がないときはYAMAHAのでもいいと思います。
YAMAHAのこのフットペダルは大きい音は出しにくいですが、癖はないので使いやすいです。
借りてもなんとかなるけど持っておきたいもの→スネアドラム
これはスネアドラムでしょう。
最近は昔と違って備え付けのスネアドラムの表面がベコベコになっていたり、ボルトが一本なかったり、打面に誰かの血が飛び散っていた…ということも少ないです(ホントにいい時代になったなぁ笑)。
なので備え付けのスネアでもパパッとチューニングすれば使えるものが多いといえば多いです。
それなので、スネアドラムを借りる事が多い人は逆に普段から変則的なサイズのスネアは使わない方がいいでしょう。
なぜなら備え付けのスネアは標準のサイズがほぼ100パーセントなので、自分のスネアを買うときも標準的なスネアがオススメです。
あるとよりいい演奏ができるもの→ハイハット
バスドラムのペダルとスネアドラムを買ったら次は何を買うか?ということですが、私的にはハイハットの購入をお勧めします。
ポイントとしては、チャイナシンバルを買うよりもハイハットの方が良いかな、ということです。
もちろんチャイナシンバルは派手な音が出てライブでは盛り上がるんですけど、私がこれまで対バンしてきたドラマーを見ていると、「上手い人は自前のハイハットを持っている」という法則のようなものがあるということがわかりました笑(これは結構当たっている)。
まぁその他の奏法的な細かい理屈もありますが、特にハイハットはレコーディングの時に大活躍するので持っておいて損はないでしょう。
終わりに
というわけで今回は機材を買い足す順番について書いて見ました。
ドラマーは「機材にこだわる」気持ちと「その辺の箱でもグルーヴを作れるミニマリストなマインド」の両方を持っておくと魅力的なドラマーになれるのかなと常々思っている次第です。
まぁ機材車を持ってドラムセット丸ごと買うのもアリですけどね。ではでは。