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テンポの速い曲で安定した音色で演奏するコツは…「触覚」にあり?

 
  2020/12/17
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指
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この記事を書いている人 - WRITER -
ドラム歴20年以上。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。シンプルライフが大好きなミニマリストでもあります。
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はじめに

今回は再びドラムのお話。

テーマは「テンポが早くて音数が多いドラムの曲で安定した音を出すコツ」です。

具体的にわかりやすくいえばこんな感じのメタルビートとかですね。

www.youtube.com

そしてここでいう「安定した音」というのは「打音が均一で音量と音質がバラバラしていない音」ということ。

テンポが速い曲でもジャズ系だとこの「打音が均一でバラバラしていない」演奏もむしろ表現力として必要になってくるのですが。

www.youtube.com

歌ものや、ロック・メタル系のような曲だとなるべく音量・音質ともに均一なほうが曲にマッチします。

なので今回はこれを「安定した音」と今回は呼ぶことにします。

 

しかし曲のテンポが速くなったり、音数が多くなるにつれてこの「安定した音」をキープするのが難しくなってきます。

(例えば、しっかりとドラムを鳴らし切っている音が出ているときもあれば、ちょっと弱い音になってしまったときもある、など)

 

というわけで今回は「メタルなどの速くて音数が多い曲を叩くときに、もっと安定した演奏がしたい」という方のために何かのお役に立てばと。では本題に。

 

速い曲は「音を聴いている」と間に合わない

ドラマー

というわけでとりあえず結論から先に言うと、「速い曲では演奏を聴いていると間に合わない」ということです。

 

これはどういうことかというかと、遅い曲や中くらいのテンポ…だいたいイメージとしてBPM140くらいの曲くらいまでは、ある程度「自分の音を聴く⇒確認する」ということをしつつ演奏ができなくもないのですが。

 

例えばBPM180くらい以上のメタルビートくらいの速さと音数になってしまうと、「自分の音を聴く⇒確認する」ということをやりながら「安定した音で」演奏するのが難しくなってくるのかなと思います。

そこで「触覚」も使う必要性が出てくるわけです。

 

「触覚」で演奏を確認する

以前こちらの過去記事でも書きましたが、自分の演奏を自分で確認する手段は聴覚、つまり「音」だけが頼りではありません。

 

この過去記事でも書きましたが、私が思うに聴覚の次に頼りになるのが触覚、つまり、ドラムをたたいて身体に感じる「反動」ですね。

 

(ちなみに視覚…つまり「自分が叩くところを見て確認すること」については頼るべきものではないですが、完全にないがしろにできるものでもないかな、というのが私の今のところの考えです)。

 

そしてこの「反動」が毎回均一になるように叩くこと、の方が…毎回同じ音で叩こうと思って叩くことよりも効果的ではないか、ということですね。

 

「じゃぁ具体的にどうすればいいの?」というと、特にそれに特化した練習メニューを作るというよりかは、毎回の演奏の時に触覚に注意を向けること、でしょうか。

 

具体的にはスティックから手のひらに伝わる反動、ペダルボードから足の裏に伝わる反動と、「こんな反動の時はこんな音が出せている」というモニタリング(観察)をしてみるというということですね。

 

エアードラムは効果がない?

ドラムペダル

結論を一通り書いたところで最後に補足を。

曲に合わせてドラムを叩く動作をするエアードラムは効果があるのか?ということですが、今回の流れにそっていうと、「上半身はほぼ効果なし、下半身は多少の効果はあり」ということだと思います。

 

なぜなら下半身のエアードラムによる練習は足の裏に感じる反動を、疑似的に床からくる反動で練習することはできるかなと思うので。(この辺の興味があるかたはくわしくはこちらをご覧ください…

おわりに

というわけで今回は「聴覚だけでなく触覚に頼ろう」ということでした。

ライブの本番などはモニター環境が悪かったりすると音がぐちゃぐちゃに混ざり、自分の音が客席にどう伝わっているのか分からないこともあります。

 

この「聴覚で自分の演奏を確認する」クセを付けておくと何かと便利だと思うので是非。

ではでは。

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