新しいドラムのフィルインを覚える時の効率的なやり方について

目次
はじめに
今回はドラムのお話。テーマはフィルインの練習方法です。
ドラマーには釈迦に説法ですがフィルインとは「オカズ」ともよばれ、リズムの合間にドコドコと叩くやつですね。
ただ新しいフィルインを覚えようとする時に、ついついやりがちな練習方法というのがあります。
なので今回は私が昔に失敗した経験も交えて、今回は新しいフィルインを覚える時に気をつけたい事をご紹介したいと。
対象としては難しいフィルインに挑戦し始めた「中級者」あたりの方に向けて書いていきます。
では本題に。
結論→フィルインだけを練習しないこと
まず結論ですが「フィルインだけを練習しないこと」これにつきますね。
要は延々と「フィルインだけを繰り返し練習すること」はオススメしません。
これをやると、フィルインだけは叩ける様になっても曲の中でとっさに叩けないんです。
とはいえ「ほかの部分は叩けるのに一曲まるまる練習するのは時間がもったいない」と思うのもこれまた事実。
なので「いかに時間をかけずに新しいフィルインを曲中で使えるようにするか?」を考えないといけないわけですね。
効率的なフィルインの練習の手順
というわけで具体的なフィルインの練習の手順をご紹介します。
これはあくまで一例なので、これをヒントにご自身でメニューを組んでもらえればと思います。ポイントとしてはこんな感じです。
- 丸々一曲は練習しない
- 練習する小節数を少しづつ増やしていく
ではご紹介。
①フィルインだけを練習する
さっきと言ってることが矛盾しますが、まずはフィルインだけを練習します。
もちろんこれだけやっても曲中で叩けるようにはなりません。
とは言っても「まずはフィルインだけを練習しないと始まらない」ということです。
要するに「とりあえずフィルインを仕込んでおく」みたいに思っていただければ。
②フィルインの前後4小節くらいを練習する
そしたらその後はフィルインの前後の4小節くらいを練習します。
こうすることで「リズムパターンとフィルインの切り替え」が練習できるからなんです。
これをやっておかないと、フィルインに入った途端にリズムがよれてしまうのですね。
③フィルインの前後2ブロックを練習する
②までクリアできたら、次はもう少し練習範囲を拡大します。
例えば、「サビ前のフィルインが叩けない!」というときにはBメロとサビのみを繰り返し練習します。
こうすることで一曲丸々練習する手間を省くことができるのです。
そうはいっても叩けない
以上練習の手順をご紹介しましたが「そうは言ってもフィルインが叩けるようにならない!」という方もいるかもしれません。
なぜなら一曲を頭から通して叩いていくと「ドラムを叩いている時の身体の感覚が、どんどん上書きされてしまうから」なんです。
要するに忘れちゃうということです笑。そんなときはちょっと発想を変えます。
それは「フィルインを簡単にすること」です。
こう書くと身もふたも無い感じもしますが、新しいフィルインが叩けないときは、その前後の「流れ」が作れないからです。
なのでその「流れ」を作る目的でフィルインを簡単に直しちゃうのもアリです。
これで上手く叩けるようになったら、元のフィルインに戻していけば大丈夫ということなんです。
おわりに
というわけで今回はフィルインの練習方法についてお話ししました。
ちょっと説明が長くなったのでポイントをまとめるとこの二つが大事です。
・流れを作ること
・叩いていて忘れないこと
こなので今回ご紹介した方法以外にも、この二つを押さえていただければと思います
よければご参考までに。ではでは。