ドラムセットの中でも上手く鳴らしにくい「バスドラム」を上手く鳴らす方法~フットペダルと椅子の高さを見直そう~

はじめに
今回もドラムの話。テーマは「バスドラムの鳴らし方」について。
前回の記事の内容ともちょっと重なりますが、バスドラムは、ドラムセットのパーツの中でもバンドの音に埋もれやすい楽器なんです。
なので「バンドメンバーに、”バスドラムの音小さいよね”って言われたけど…どうしたらいいんだろう?」とか。
「練習しすぎて腰が痛い…」とか。
「長時間叩くと足が疲れる」などでお悩みの方のお役に立てばと。
では本題に行ってみましょう。
バスドラの種類って?
とりあえず多少はバスドラム(以下、バスドラ)の種類について知っておいた方がいいかと思います。
自分の機材を持っていないドラマーの場合は、スタジオやライブハウスに備え付けのバスドラの大きさは22インチです。
ジャズなどはよく20インチを使ったりしますし、逆にメタルやハードロックのドラマーは24インチや26インチを使うことも多いです。
なので何が言いたいかというと、私たちがよく目にする22インチのは「中くらい大きさ」ということですね。
ペダルをちゃんと調節しよう
次に、バスドラムを叩くのはフットペダルなので、ペダルの調節は欠かせません。
というわけで、調節する際のポイントを以下の3つに分けてまとめました。
①スプリングの強さ
フットペダルはスプリングで動いているので、まずは踏んでみて「固いな」と思うのであればゆるめる必要があります。
ただ、弛めすぎると良くないので、「ちょっと固いかな?」位がちょうどよい締め具合かと思います。
②ビーターの種類
バスドラムを直接叩くのはビーターなわけですが、これもいろんな形状・材質があります。
中でもずっしりと来る「木製」のビーターもあったりするのですが、使う使わないは自由。
ただ重いビーターで「音量をだすこと」に頼らない方がいいでしょう。(要は、普通のビーターでも十分音量は出せます)
③ビーターの角度
これは以前の記事でも書きましたが、バスドラムの打面に対して45度くらいがいいでしょう。
あまり角度をつけすぎると、足の甲にドカドカあたって痛いので。
イスもちゃんと調節しよう
つぎにドラミングの要である椅子の高さも、バスドラムの音量には関わってきます。
シングルペダルの場合は、椅子に座ったときに太ももが床と平行になっているとちょっと椅子が低すぎるので、もう少しイスを高くするといいでしょう。
逆にイスが高すぎると自分の脚の重さを上手く乗せられなくなるので要注意です。
ただし高速2バスを多用する時は椅子を高くすることを最優先しましょう。
大きい音を出すには?
というわけでいよいよ今回の本題の「どうやって大きい音を出すか?」です。
これは、結構自分の身体の使い方をどこまで適切にイメージできるか?ということに関係してくると思います。
つまり、ビーターはバスドラムのヘッドを叩くわけですが、そこにイメージをおくと「ばちばち」と耳障りな音になりがちです。
要は、大きい音というのはバスドラムの本体全体が鳴っている音なわけです。
なので何が言いたいかというと、バスドラムをビーターで打ち抜くくらいのイメージが必要なわけです。
これは何も馬鹿力でフットペダルを踏む、というのとも違うのですが…続きを書こうとしたら中途半端な字数なので、次回に続きます、すみません。
ではでは。