自分が「耳がいい人」になったかどうかをテストする方法をご紹介!

目次
はじめに
さて今回はドラムのお話…はありますが、先日の記事「耳が良くなること」に関連したお話を書いていこうと思います。
「耳が良くなること」については過去記事を見ていただければわかるのですが、簡単にいうと「演奏の良し悪しが聞いただけでわかる状態になる」ということですね。
要するにこれは食べ物で例えるなら「舌が肥える」状態になるということですね。
過去記事では脳科学の本でよく出てくる「RAS」という用語を絡めて説明しましたが、今回はもっと具体的かつわかりやすい方法を一つご紹介しようと思います。
というわけなので今回は「耳を良くしたいんだけど、具体的にはどうしたらいいんだろう?」という方のために書いていきたいと思います。では本題に。
結論→楽器をやる前に聴いていた曲を聞き返してみよう
今回の結論としては「楽器をやる前に聴いていた曲を聞き流してみよう」ということです。
大体多くの人は中学〜高校時代に楽器に目覚めるのではないかと思うので、「楽器を始める前の期間に聴いていた曲」を聞き返してみるという方法をオススメします。
できれば、当時聴いていて今は聴いてない曲の方がいい感じに寝かせられていて良いですね。
その方法は「聴いてみて、そして感じ方の違いを確認する」という至ってシンプルなものです。ではこの仕組みについて具体的に解説します。
「耳が良くなったこと」はどうやって気がつけばいいのか?
「耳をよくすることが良い」とは言われているんですが、ここで難しいのが「自分が耳が良くなったということはどうやって気がつけばいいの?」ということですね。
過去記事でも書きましたが、これは脳の使い方の変化なので目には見えませんし「耳がよくなった」という気づきもありません。
そこで今回の方法がオススメなのです。
つまり昔に聴いていた曲を聴いてみて「感じ方が変わった」という感覚があれば、それは確実に耳が良くなっているということです。
これは実際に耳が良くなっていればビックリするくらいにわかる感覚の変化となるはずです。
もちろん商品になっている音楽ですからある程度の基準はクリアしていますが、「ちょっとここ甘いな…」「音作りがイマイチ」などとわかるようになったら、それは耳が良くなっているということですね。
後、単純に音楽の良し悪しだけではなく、音色や音作りの「違い」もわかるようになったら確実と言えるでしょう。
違いが感じられなかったら?
ただ人によっては、聴いても違いが分からない…と言う人がいるかもしれません。この時の考え方としてはいくつかあげられます。
原因①耳の良さが変わっていなかった
環境にもよりますが、残念ながらそんなに急には変わりません。気長に日々の精進を続けましょう。
原因②比較する曲がそんなに昔の曲ではなかった
比較する曲は古ければ古い方がいいです。
10年前とかだとより良いですね。当時の記憶は残ってないかもしれませんが感覚として覚えてはいます。
原因③デジタル系の曲で比較した
比較する曲が打ち込み主体、つまりデジタル系の曲だとちょっと難しいです。
ただ打ち込み音楽が好きでこれを追求している人ならば「あの年代のあの、音だな…」と言うことがわかりますが。
生演奏を普段する人は比較の曲は打ち込みの少ない曲を選びましょう。
終わりに
というわけで今回は「耳の良さ」について書いてみました。
最初の話に戻りますがこれって味覚でも同じことが言えます。小学生の頃夢中で食べていた駄菓子を大人になって食べると「マズっ!」となるあの感覚です。
なので昔は夢中で聴いていた演奏が「そんなに上手くなかったな…」と思ってちょっと寂しくなる体験もするかもしれませんが、「耳がよくなる」ってそういうことなんですね。
つまり「何も知らない頃は幸せだった」ということなんですけど、まぁ人間はそういう風にできているということですね。
よければご参考までに。ではでは。