ギター歴ゼロでも工夫次第でジャムセッションはできます
今回はドラムではなくてギターのお話。テーマは「ギター歴ゼロでもジャムセッションをする方法」です。
ギターの話ではありますが、このブログで常々申しているようにドラムを深く理解するには他の楽器も多少は弾けるようになっておいた方がいいと思いますので、
ドラマーの方にも何か役にたてばと。では本題に参りましょう。
ジャムセッションとは?
まずは「ジャムセッション」というのは、広義にはアドリブのみで演奏することをいいます。ただ、それぞれの楽器が好き勝手に演奏すると曲として成り立たないので笑、「キー」であったり「コード進行」であったりという制約を設けるわけです。
…という感じでこのジャムセッションについて書きだすときりがなくなるので、今回は「ジャムセッションって何が楽しいの?」って話を中心に書いていきたいと思うのですが。
これは「初対面の人ともいきなり打ち解けられる」というところに尽きると思います。よくよく考えてみると、もし「言葉を使った会話」で初対面の人と打ち解けるとなるとなかなか大変です。
まずは「どこにお住まいですか?」というあたりさわりのない話題から入り、ちょっと打ち解けてくると「普段は何をされているんですか?」という話題を侵襲性のないギリギリのさじ加減で投入したり…という具合に。
(分かりやすいところでいうと、美容室で初めての担当の美容師さんにカットしてもらうときのあの感じ?でしょうか)
しかし、ジャムセッションはこのようなプロセスが全て不要。「コードはEm一発で行きましょう」というそのたった一言で、あとは全て通じ合うわけです。もちろん言葉を介さないので、年代・国籍関係なく。
ドラマーはジャムセッションの敷居が低い
というわけでジャムセッションはこんなにも素晴らしいコミュニケーションのツールなわけです。そしてドラマーってもともと、コードとか音階とか関係ない楽器なので意外とジャムセッションに対する敷居は低いです。
なぜなら、例えば「BPM120位のテンポで8ビート叩いて」という指示があればそれを叩いて合間に適当なオカズを入れれば様になるわけですから。
しかし、ギターの様な音階がある楽器だと「ジャムセッション!?そんなのムリムリ」としり込みするケースがあります。
それはなぜかというと「ジャムセッションは、コード進行の理論とスケール(音階)の理論をキッチリとマスターして…」と、巷にでている教則本をある意味真面目にとらえていることの弊害なのではないかと思うのです。
しかし本来はこんなに楽しいコミュニケーションのツールなのでまずは「音を出してみてそれから細かいことは考える」というくらいの適当さがあったほうがすんなりとできると思います。
私も大学時代の軽音サークルでさんざんバカなセッションをやったのがジャムセッションの原体験であります。「とにかく考えずに音を出そう」って意味ではまさに堀江貴文氏の「多動力」。
ギター歴ゼロの人でもジャムセッションはできる
ただ「適当に音を出す」といってもある程度音楽の決まりは守ったほうがいいので笑、今回はギターでジャムセッションをする際の一つお手軽な方法をご紹介。
今回はキーをEmに設定しますが、試しに1弦と2弦の10フレットと12フレットの音を適当に弾いてみるということです。
つまり計4つの音なんですけど、この音なら他の演奏にもぶつからないので。で、この際リズムは無視しても何となく様にはなります。
「リズムはこうあるべき!」ということを教則本とかで読んでしまうと逆にやりにくくなるので、まずは音を出すことを楽しんで、理論的な裏付けは後から誰かに教えてもらいましょう。
おわりに
というわけで今回はギターの話中心でした。ギター歴ゼロの人でも、Emのキーなら簡単なコードであればいきなり弾くことは可能ですので、興味があったら是非楽器屋などで試奏してみてください。
やっぱり生音はCDで聴くのとは響きが違うので。
ではでは。