力みのないドラミングの秘訣…「手の指の役割」を知ろう

はじめに
今回はドラムの話。テーマは「手の指」です。
これはドラムに限らずギターやベースでも同じ事だと思いますが、指先の感覚や使い方を意識することは上達する上で必ず通る道かなと思います。
と、いったようなドラマーの指のことは以前に過去記事でも書いたのでそちらを見ていただくとして…。
今回は手の五本の指に焦点を絞ってもう少し突っ込んで考えて見たいと思います。
というのも、スティックに直接触れるのはやっぱり手の指なので(手のひらはほとんど触れていません)、手の指について考えることは、力みを減らすのにも大切なことかと思うので。では本題に。
力みの原因となる指の使い方とは?
まずは力みの原因となるのがこの画像。
これは人差し指と親指でギューっつと力をかけている状態です。
これを試しにやってみて欲しいのです。
この時の腕の力の入り具合に注目して見ると、「ちからコブや前腕の親指側に力が入る状態」になっているかと思います。
極端にいうとこれが力みの正体ともいえます。
「こんなこと普通しないでしょ…」と思うかもしれませんが、スティックを握ると人間は素手の時より確実に不器用になるので、特に緊張しているとスティックを落とすまいとしてついついこのような指の使い方になるわけです。
なので人差し指はスティックが暴走しないように制御するストッパーの役割…つまり握りこむべきではないということですね。
武道から学ぶ指の使い方
次に薬指と小指。
空手の拳は小指と薬指を先に握るし、木刀を握るときも持ち手に巻きつけるのは薬指と小指というように、この二本の指は武道でパワーを出すのに重要な指と言われています
詳しく知りたい方はこちらもどうぞ…。
これはドラム の場合も同様で、薬指と小指はドラムスティックに巻きつけて握ることはしませんが、ここぞというようなバシっとしたアクセントの効いた大きい音を出すときはピンと張る感じになります。
スティックは握るのではなく、落とさないようにするだけ
そして最後は中指。
先程スティックは握るものではないと書きましたが、持たないと地球の重力で落ちてしまうので笑、下に落ちないように引っ掛ける役割がこの中指となります。
おわりに
というわけで今回は手の指について書いてみましたが、ドラムのグローブをする場合もこの理屈は変わらないかと思います。
なので、素手である程度コツをつかむ前にグローブを付けると効果が得られにくいのでそこもあわせてご参考までに。
ではでは。